2024/4/30:更新情報
最終販売の発売日が発表されたので記事内に反映しました。
2024年夏にドイツで開催される「欧州大陸選手権、UEFA EURO(ユーロ)2024」
4年に一度ヨーロッパNo.1の代表チームを決める国際大会であり、海外サッカーファンであれば一度現地観戦したいという方も多いでしょう。
僕も前回大会はチケット確保していたものの、コロナで1年延期となってしまい断念したので、今回こそリベンジしようと計画を進めています。
そこで今回は、EURO2024のチケット購入方法について、公式サイトの情報と前回EUROのチケット購入した経験をもとに、W杯、CLなど海外サッカーを約70試合現地観戦してきた僕が徹底解説します!
さらに、EURO2024の大会日程やスタジアム情報から、ドイツへの航空券、鉄道などの移動手段といった現地観戦情報についてもまとめて詳しくお伝えします。
はじめに
当ブログでは「EURO2024現地観戦完全ガイド」として、海外サッカー観戦初心者の方でも個人手配で現地観戦旅行に行くことができるよう、実体験をもとにチケット購入方法から現地観戦に役立つ情報をまとめていく予定です。
前回のカタールW杯でもブログやTwitterで情報発信していた経験をもとに、2024年のEUROをはじめパリ五輪、コパ・アメリカ、アジアカップのチケット情報をお伝えします。
速報的な情報はTwitterでお知らせするのでぜひフォローしてください!
Follow @FootyTix_by_GMEURO2024のチケット販売について
では早速、EURO2024のチケット販売について解説していきます。
- チケット販売公式サイト:https://www.uefa.com/euro2024/ticketing/
チケット販売スケジュール
現時点で判明しているチケット販売スケジュールは以下の通り。
EURO2024チケット販売スケジュール
- (※終了)10月3日〜10月26日:第1回抽選販売申込期間
- (※終了)12月1日〜12日:第2回抽選販売(一般/出場国サポーター向け)
- (※終了)3月13日:公式リセール第1回販売
- (※終了)3月27日〜:プレーオフ突破出場国サポーター向け販売
- (※終了)5月2日〜:公式リセール第2回販売・最終販売
- 6月23日〜:決勝ラウンドサポーター向け販売
上記スケジュール感はUEFA公式サイトで発表されている情報と前回販売の流れをまとめてます。
例年通り、まだ出場国の決まっていない段階で一回目の販売機会があり、組み合わせ抽選会後に出場国サポーター向けに2次販売が行われます。
いつもだと大会の1年ほど前からチケット販売があるのですが、今回は開始時期が想定していたより遅めに設定されました。とはいえ、4月の時点で販売開始販売時期は公開されていたので事前に伝えてくれるのは非常にありがたいですね。
次に各販売機会の詳細について見ていきましょう。
10/3〜10/26:第1次抽選販売
- 抽選申込期間:10/3(火)日本時間21:00〜10/26(木)日本時間21:00
- 結果発表:11/14(火)までにメールで通知
- 販売予定枚数:120万枚以上
- 一人あたり購入制限:1試合あたり最大4枚(同日の複数試合購入は不可)
第1次販売のスケジュールは上記の通りで、チケットを申し込むだけなら特に支払い情報は不要です。
具体的な申込手順については以下記事にまとめているのでご覧ください。
大会全体では270万枚の80%にあたる約216万枚が一般のファン・サポーターに割り当てられています。今回の販売予定枚数を見ると、その内の半数以上がこのタイミングで発売されるということになります。
残りの約100万枚は第2次販売の出場国サポーター向けになりそれらはゴール裏が中心になると考えると、第1回販売ではカテ1やカテ2あたりがやはり枠が多く用意されているのではないかと推察されます。
第1次抽選販売後:落選者向け優先販売(実施なし?)
今大会でもFans Firstプログラムと呼ばれる、抽選販売落選者向けに優先で決済不備で流れたチケットを購入できる機会があるとのこと。自分も前回大会はこの落選者向けに先着販売でチケットを手に入れることができました。
おそらく抽選販売ではクレジットカード情報はいらないので、当選しても購入されずに流れるチケットも一定数あるのではないかと思われます。
前回の場合は抽選販売で自身が申し込んだ試合と一部の不人気試合だけを先着で買える仕様で、急に販売開始のメールが来るのでこまめにチェックしておく必要があります。
ちなみに前回は抽選結果発表後の11日後にあたる木曜22時30頃に自分が購入できる番になったというメールが来ていました。今回だと11月下旬頃〜組み合わせ抽選会までの間に販売される可能性があります。
追記
今回については落選者向けの追加販売はなかったようで、少なくとも私の周りやSNS上では確認できませんでした。
12/1〜12/12:第2次抽選販売
- 抽選申込期間:12/1(金)〜12/12(火)日本時間22:00
- 結果発表:1/31(木)までにメールで通知
- 販売予定枚数:約100万枚
- 一人あたり購入制限:1試合あたり最大4枚(同日の複数試合購入は不可)
本大会の組み合わせ抽選会開始前にチケットポータルがオープンし、2回目の抽選販売が受付開始されました。
この販売段階では各出場国協会のサポーター向け販売も並行して行なわれます。協会枠だと国によっては事前に有料のメンバー登録していないと参加できない可能性もあります。
UEFA公式サイトでは一般のファンも全ての試合に申し込むことができるので、日本からだと基本的にUEFAから申し込めばOKです。
2次販売の抽選申込方法やサポーター枠の詳細については以下記事にまとめているので併せてご覧ください。
3/13:公式リセール第1回販売(先着)
- 販売期間:3/13(水)19:00〜3/14(木)19:00(日本時間)
- 販売形式:先着制
- 一人あたり購入制限:1試合あたり最大4枚、大会全体で合計12枚まで
3月に入り、公式リセールプラットフォームがオープンしました。
まず1回目のリセール期間として3/11(月)までに出品されたチケットについて、3/13(水)に24時間限定で先着販売が行われます。
どれくらいのチケットが開放されるかは予想難しいですが、今回初の先着販売になるので非常に楽しみです。
公式リセールは3月中に何回かに分けてオープンすると書かれているので、おそらく今後また販売機会が訪れるのではないかと思われます。
追記
第1弾のリセール販売は私も挑戦しましたが、列を抜けるまでに1時間以上かかってしまいすぐにチケットは完売してしまいました。
UEFAの発表によると、第1弾では39,398枚しか出品がなく過去大会と比較しても最低だったそうです。25万人以上が発売開始時点で列待機していたそうでそれはすぐ完売してしまうわけですね…。
3/27〜:プレーオフ突破出場国サポーター向け販売
- 販売期間:
- ウクライナ:3/27(水)日本時間19:00〜
- ポーランド:3/28(木)日本時間22:00〜
- ジョージア:4/15(月)日本時間18:00〜(1試合あたり2枚まで)
- 販売形式:先着制
プレーオフを突破した3カ国のサポーター向けに先着販売が行われました。
プロフィールから「I am a fan of: 」でその国を設定することでグループステージのチケットを購入することができるようになっていました。
僕もウクライナのチケット販売の在庫状況は確認しましたが、突如販売が始まったということもあり数時間は在庫も残っていたようです。
5/2:公式リセール第2回販売・最終販売(先着)
- 販売期間:5/2(木)日本時間18:00〜
- 販売形式:先着制
- 販売予定枚数:10万枚
- 一人あたり購入制限:1試合あたり最大4枚、大会全体で合計12枚まで
3/22(金)から公式リセールプラットフォームが再オープンしました。第2弾では4/15(月)までに出品されたチケットについて、5/2(木)に販売されます。
また、UEFAによるとリセール販売と並行して、視界が見えづらい制限付きシートや追加開放席を含めた最終販売も行う予定で合計10万枚が販売されるそうです。
ちなみに公式リセールは売り手にも買い手にも一切手数料はかかりません。実際に前回カゴに入ったチケットで購入画面まで進んでみましたが額面通りの支払い料金となっていました。
追記
最終販売も5/2中には完売してチケットポータルはしばらくクローズしていましたが、開幕1週間前頃にメールで再オープンの通知がきました。
数は限られていてほとんどプライムシートですが、グループステージの一部試合が一定タイミングで在庫追加されてるようです。
6/23:決勝ラウンドサポーター向け販売
6/23から決勝ラウンドの追加販売が行われる予定です。詳細はあまり出ていませんが決勝ラウンドに進出したサポーター向け販売という位置付けになっており、一般でも参加できるかどうかは不明です。
詳細発表され次第お伝えする予定です。
チケット価格
次にEURO2024のチケット価格は以下の通り。(通貨は€:ユーロ)
FANS FIRST | カテ3 | カテ2 | カテ1 | |
---|---|---|---|---|
グループステージ | 30 | 60 | 150 | 200 |
開幕戦 | 50 | 195 | 400 | 600 |
ラウンド16 | 50 | 85 | 175 | 250 |
準々決勝 | 60 | 100 | 200 | 300 |
準決勝 | 80 | 195 | 400 | 600 |
決勝 | 95 | 300 | 600 | 1,000 |
座席マップ
カテゴリーごとの各会場の座席マップは以下のようになっています。
- カテ1:メインスタンドおよびバックスタンド。またはコーナー下層。
- カテ2:コーナーおよびゴール裏付近。またはメインスタンドとバックスタンドのカテ1より上層。
- カテ3:コーナーおよびゴール裏付近。カテ2よりピッチから離れた席。
- FANS FIRST:ゴール裏
- PRIME SEAT:メインスタンドおよびバックスタンド中央。
チケット価格を見た感じは前回大会から微増しているもののほぼ例年通りと思って良いでしょう。決勝は流石に高額ですが、ラウンド16や準々決勝でもわりと手の出しやすい値段設定かと思います。
特にゴール裏チケットはかなり安く設定されている傾向があります。争奪戦になるとは思いますが、決勝戦でも€95で購入可能なFANS FIRSTチケットも約1万枚が用意されているそうです。
ただ€基準では過去大会から値段据え置きとはいえ、近年の円安は右肩上がりに進んでいて2023年9月時点だと1ユーロ≒158円と直近10年で最も深刻な状況です…。
買うタイミングによって円換算すると全然値段が違うなんてこともありえるのでご注意ください。実際にカタールW杯の時は第一回販売よりも第二回販売の時の方が3割くらい円での支払額が増えたんですよね…。逆に為替変動のおかげで公式リセールで売った時に手数料より利益が出たという方もいたみたいです。
また、第2回販売以降にはプライムシート(Prime Seat)と呼ばれる座席マップ上濃い赤で示されたカテ1中央のチケットが発売されます。
プライムシートの価格は以下の通り。
PRIME SEAT | |
---|---|
グループステージ | €300 |
開幕戦 | €900 |
ラウンド16 | €500 |
準々決勝 | €700 |
準決勝 | €900 |
決勝 | €2,000 |
さらにお金に余裕がある方でVIPシートで観戦したいという方はホスピタリティチケットの販売ももちろんあります。グループステージのシングルチケットですら1名€1,250〜と超高額ですが、ご興味のある方は公式ホスピタリティチケット販売サイトをご覧ください。
チケットの受け取り方法はモバイルチケットのみ
今大会も前回大会同様にチケットの受け取りはモバイルチケットのみとなっています。
また、カタールW杯やパリ五輪でも導入されている記念チケット(Souvenier Ticket)については、UEFA公式サイトのFAQによると取扱予定はないとのことです…。紙チケットが欲しい方も多いと思うので少し残念ですね。
参考)前回大会はどうだった?EURO2020のチケット販売の流れと料金
ここでEURO2024のチケット販売詳細が発表されるまでの参考情報として、前回大会のチケット販売の流れをお伝えします。基本的な流れは同じになりそうなので、初めてユーロのチケット購入に挑戦される方はぜひ目を通しておいてください。
参考)EURO2020チケット販売スケジュール
前回大会では以下のようなスケジュールでチケット販売が行われました。
(前回)チケット販売スケジュール
- 2019年6月12日〜7月12日:第1回抽選販売(一般)
- 2019年8月11日:第1回抽選結果発表
- 2019年8月下旬:第1回落選者向け先着販売
- 2019年12月4日〜18日:第2回抽選販売(一般/出場国サポーター向け)
- 2020年2月下旬:第2回落選者向け先着販売
- 2020年3月上旬:公式リセール
と言っても明確に全体のスケジュールが最初から判明してたわけではなく、一つ一つ販売が終わるごとに「落選者向けには先着販売があるのでメールをチェック!」とか「次はサポーター向け抽選販売開始!」と急に次の購入機会が始まる感じでしたので、常に情報をキャッチアップしていく必要がありました。
みなさんご存知の通り、EURO2020は3月に開催延期が発表されたのでその後のリセールなどはちょっと追えてないですが、通常であれば試合直前まで先着制の公式リセールが実施されます。
僕の場合はというと、ラウンド16と準々決勝のチケットをカテ3で申し込んで第一回の抽選販売では外れたものの、サイレント形式で始まった先着販売で確保することができました。今回も同じかどうかは確実ではないですが、公式サイトで詳細が発表されたら前回の経験を踏まえて攻略していきたいと思ってます。
参考)EURO2020チケット価格
続いて前回大会のチケット価格について。ミュンヘンなど欧州主要都市で行われた試合の値段は以下の通りでした。
(前回)チケット価格
- グループステージ&ラウンド16
- カテゴリー3:50€
- カテゴリー2:125€
- カテゴリー1:185€
- 開幕戦&準々決勝
- カテゴリー3:75€
- カテゴリー2:145€
- カテゴリー1:225€
- 準決勝
- Fans First:85€
- カテゴリー3:195€
- カテゴリー2:345€
- カテゴリー1:595€
- 決勝
- Fans First:95€
- カテゴリー3:295€
- カテゴリー2:595€
- カテゴリー1:945€
準々決勝までのカテ2,3であればそこまで高くなかったので、学生でも手は出しやすい値段ではありました。
決勝トーナメントになるとチケットは取りづらくはなりますが、高額なカテ1,2は倍率低いようで準決勝や決勝でも当選されてる方が結構いた印象です。
EURO2024の大会基本情報
続いてEURO2024ドイツ大会のスタジアムと試合日程は既に決まっているのでここで確認しておきましょう。
開催都市・スタジアム
<UEFA公式サイトより画像引用>
まずEURO2024の試合会場となるスタジアムについて。ドイツということでブンデスリーガのクラブの本拠地でもある以下の10のスタジアムが使用されます。
EURO2024スタジアム
- オリンピア・シュタディオン(ベルリン/70,000人収容)
- アリアンツ・アレーナ(ミュンヘン/67,000人収容)
- ジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムント/66,000人収容)
- フェルティンス・アレーナ(ゲルゲンキルフェン/50,000人収容)
- メルセデス・ベンツ・アレーナ(シュトゥットガルト/54,000人収容)
- ライン・エネルギー・シュタディオン(ケルン/47,000人収容)
- ドイチュ・バンク・パルク(フランクフルト/48,000人収容)
- フォルクス・パルク・シュダディオン(ハンブルク/50,000人収容)
- メルクール・シュピール・アレーナ(デュッセルドルフ/40,000人収容)
- レッドブル・アレーナ(ライプツィヒ/42,000人収容)
開幕戦はミュンヘンのアリアンツ・アレーナ、決勝はベルリンのオリンピア・シュタディオンで開催されます。
デュッセルドルフのスタジアム以外は2006年のドイツ・ワールドカップでも使用された会場でどれもキャパシティは4万人以上。ドイツW杯決勝や2015年のCL決勝でも使われたオリンピア・シュタディオンは陸上トラック付きですが、他はサッカー専用スタジアムばかりなのもいいですね。
バイエルンやドルトムントのスタジアムはリーグ戦だとチケット取りづらかったりするので、まだ行ったことない方にはぜひ訪れてみて欲しいです!外観もカッコよくて見るだけでもテンション上がること間違いなしです。
試合日程
グループステージ〜決勝の試合日程については以下の通り。(詳細版PDFはこちらからダウンロードできます)
- グループステージ
- 6/14(金)〜6/26(水)
- ラウンド16
- 6/29(土)〜7/2(火)
- 準々決勝
- 7/5(金)〜7/6(土)
- 準決勝
- 7/9(火)〜7/10(水)
- 決勝
- 7/14(日)
今大会は選手・ファンの移動を少なくするため、各開催都市を3つのクラスター(地区)に分け、グループステージでは各チームが3地区のうち2地区の都市の内のいずれかで試合を行うように考慮されています。
各地区の振り分けは以下の通り。
- 北・北東地区︰ハンブルク/ベルリン/ライプツィヒ
- 西地区︰ドルトムント/デュッセルドルフ/フランクフルト/ゲルゲンキルフェン/ケルン
- 南地区︰フランクフルト/ミュンヘン/シュトゥットガルト
長期間滞在するなら交通の便もよいフランクフルトかデュッセルドルフあたりを拠点にするのが良さそう。
ちなみに決勝戦翌日の2024年7月15日(月)は日本は祝日なので、3連休利用して弾丸でファイナル観戦ってのもできそうです。
本大会の出場国は?組み合わせ抽選会はいつ?
組み合わせ抽選会は予選が終わった2023年12月2日に行われ、グループステージの対戦カードや日程も確定しました。
グループA
- ドイツ
- スコットランド
- ハンガリー
- スイス
グループB
- スペイン
- クロアチア
- イタリア
- アルバニア
グループC
- スロベニア
- デンマーク
- セルビア
- イングランド
グループD
- ポーランド
- オランダ
- オーストリア
- フランス
グループE
- ベルギー
- スロバキア
- ルーマニア
- ウクライナ
グループF
- トルコ
- ジョージア
- ポルトガル
- チェコ
組み合わせ抽選会のルールと放送予定についてはこちらの記事にまとめてます。
現地観戦計画の参考情報
最後に、現地観戦を計画するのに参考になる航空券や鉄道などの情報を過去にドイツで現地観戦した経験をもとに紹介したいと思います。
航空券
日本-ドイツの直行便路線
日本からドイツに直行便で行こうとした場合、JAL、ANA、ルフトハンザ航空の3社どれかになります。
2024年3月時点の各社の運行状況は以下の通り。
- JAL
- 成田-フランクフルト:毎日1便運航
- ANA
- 羽田-フランクフルト:毎日2便運航
- 羽田-ミュンヘン:週4便運航 ※2024年7月1日より毎日1便運行
- ルフトハンザ
- 羽田-フランクフルト:毎日1便運航
- 羽田-ミュンヘン:毎日1便運航
- 関空-ミュンヘン:毎日1便運航
今回調べてみて知ったのですが、ドイツに行くにはJAL系よりもANA系の方が圧倒的に有利ですね。ルフトハンザ航空はANAと同じスターアライアンスなので、ANAマイルで予約することもできます。羽田から飛べるってのも嬉しい。
ちなみにコロナ前はANAは成田-デュッセルドルフ直行便、ルフトハンザが中部-フランクフルト直行便も飛ばしていましたが、2024年度ダイヤ発表時点ではまだ再開予定はありません。
有償航空券の場合
普通にドイツまでの航空券を買おうとした場合、今はヨーロッパ行きの航空券は非常に高くなってるので直行便だと軽く20万円以上はかかります。
節約するならアジアや中東の航空会社の乗り継ぎ便を利用することになると思いますが、それでも安くて15万〜20万円は必要です。コロナ前なら安いチケット探せば10万円以下でヨーロッパに行けましたが今は本当に航空券が高い…。
来年になれば状況は変わるかもしれないので、お金を払って航空券を買うならあまり急ぐ必要はなく、数ヶ月前まで様子を見ていた方がよいでしょう。
マイルを使った特典航空券の場合
航空券代が高い今、やはりおすすめはマイルを貯めて航空券を発券することです!
マイルを使えば燃油サーチャージは掛かるものの、航空券代をタダにすることができますしキャンセル・変更も柔軟に可能、頑張れば夢のビジネスクラスに乗ることもできます。
実際に僕は先日のカタールW杯現地観戦旅行をはじめ、コロナ前の2020年のマンチェスターダービー現地観戦や2023年3月にもクラシコ現地観戦したヨーロッパ旅行もマイルをフル活用して全てビジネスクラスで行っています!
ANAマイルを使ったヨーロッパ周遊ビジネスクラス特典航空券を発券方法については、以下記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
ANAマイルならANA・ルフトハンザ航空のどちらも予約できるのでおすすめですが、予約開始の1年前から争奪戦になります。マイルを貯め始めるなら早めに動き出さないと間に合いません。
僕もとりあえず決勝の日程に合わせてANA直行便を狙っていて、やはりビジネスは即満席になってしまったもののなんとかプレミアムエコノミーを確保しました。
渡航まで1年を切ってからマイルで狙う場合は提携航空会社の乗り継ぎ便も候補に入れないと難しいと思われますが、直前に空席開放されることもよくあるのでこまめに航空会社のサイトをチェックするようにしましょう。
交通機関
複数試合観戦するとなると、別の都市の試合会場に移動しなければならないこともあると思います。
飛行機以外だと鉄道(DB、FlixTrain)または長距離バス(FlixBus)が主な選択肢になります。
ドイツ鉄道「DB」
ドイツでは高速列車ICEなど鉄道網が発達しており、ドイツ鉄道「DB(Deutsche Bahn)」のサイトから簡単に予約することができます。
ICEに乗ればミュンヘン-フランクフルトは約3時間半、ベルリン-フランクフルトなら約4時間くらいで移動可能です。
ドイツ鉄道は早割だと正規料金の4分の1くらいの値段で買えたりするので、観戦する試合が決まったら早めに予約しておくのがおすすめ!
一番安い運賃のSuper Saver Fare(ドイツ名:Super Sparpreis)だとなんと€17.90から予約できます。500kmも離れたミュンヘン-ベルリン間でもこの値段で乗れるなんてすごいですよね!
一方でドイツ鉄道は結構時間通りに出発しなかった経験も多いので、変更不可の早割チケットを予約する場合は時間に余裕のある便を選んだ方がよいでしょう。
大会期間中は29.9ユーロの「DB Ticket Euro 2024」プロモーションもあり
さらに、EURO2024のプロモーションとして29.9ユーロで列車を予約できるチケットも用意されています!
以下の特設ページから検索しないとプロモーションチケットが表示されないようなのでご注意ください。
上の画像のようにすでに一番左のSuper Saver(Super Sparpreis)が値上がりしてしまっている場合にはかなり有効です。
プロモーションチケットを購入した場合は乗車時に試合のチケットの提示が必須です。また、DB Ticket EURO 2024も早割チケットと同様に変更・キャンセルは不可なのでご注意ください。
ドイツ鉄道が乗り放題になる「ジャーマンレイルパス」もありますが、数回程度の乗車ならお得さだけ考えると早割運賃で予約した方が安く済ませられます。でもジャーマンレイルパスなら都度予約もしなくてよいので、長期間滞在して試合観戦するのに何回も移動する方で楽さを求めるならおすすめです。
格安列車「FlixTrain」
実はドイツには国鉄以外にもFlixTrainと呼ばれる格安列車があります。
次に紹介するFlixBusの鉄道版で、運行開始した2018年から徐々に路線を拡大しており、ドイツ国内やスウェーデンでも列車を運行しています。予約方法はFlixBusと同じでWEBサイト・アプリから簡単に予約できます。
僕もコロナで行けず実際に利用したことはないのですが、前にベルリンからライプツィヒの試合を見に行こうとFlixTrainを予約したことがあります。
FlixTrainの特徴はなんといっても料金の安さ。
4時間もかかるフランクフルトからベルリンまでの列車でも早割なら€9.99で買うことができます!安い区間なら€4.99から購入できるという驚きの値段設定です。
FlixTrainもDBと同じく直前になり空席が埋まると価格上昇するので、安いチケットが見つかれば早めに確保した方が良いでしょう。
FlixTrainの注意点・デメリットとしては、運行している路線が限られていることと1日の本数がDBと比べて大幅に少ないことです。例えばベルリンとフランクフルトの間も1日3本しか走っていないですし、ミュンヘンからの路線もまだできていません。
それでもデュッセルドルフ・ケルン・ドルトムント・ゲルゲンキルフェン周辺や、ハンブルク-ベルリン-ライプツィヒ、ベルリン-フランクフルト-シュトゥットガルトを結ぶ路線もあるので、ミュンヘン以外ならユーロ観戦でも利用価値は非常に高いと思います!!
鉄道移動の場合はとりあえずFlixTrainにあるか検索して、ちょうどいい時間の電車がなければDBで探すという調べ方が良いと思います。
節約するなら長距離バス「FlixBus」もおすすめ!
「移動費をなるべく安く抑えたい!」という方なら、長距離バスの「FlixBus」がおすすめです!なんと最安€5から予約することがでします。
今やアメリカにも進出していて、長距離バスとしてはヨーロッパでは最も有名なFlixBusですが、ドイツで設立された会社ということでドイツ国内の移動にはかなり便利です。
FlixBusの予約方法・乗車方法については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
僕もFlixBusにはドイツやオーストリア、イタリアなどで何度もお世話になりました。値段は安いにもかかわらず清潔で快適なので、時間に余裕があればかなりおすすめです。
チケット保有者は試合当日6:00〜翌日18:00の交通機関が無料に!
ちなみにEURO2024ではチケット保有者に試合当日6:00〜翌日18:00までの36時間公共交通機関が無料になるトラベルカードが取得できると発表されています。
このような取り組みはブンデスリーガでも行われており、スタジアムまでの地下鉄や電車・バスなどを無料で利用できるようになります。これはありがたいですね!
トラベルカード取得方法などの詳細はEURO公式サイトから案内されるとのことです。
ホテル
ホテルについてもEUROのようなビッグイベントがあるとホテル代が高騰したり、宿の確保が困難になるかもしれません。
安くていいホテルが見つからない場合はAirbnbも活用するのがおすすめ。僕もロシアW杯やEURO2020のときは基本的にエアビーで宿を確保していました。
来年の夏もEUROはベルリンのホテルを抑えることができましたが、オリンピックのパリはめちゃくちゃホテル高騰しているのでAirbnbを利用する予定です。それでもやっと最低1泊1部屋2万以上はかかりそうです。
個人手配で海外行くのは初めてでホテル探しが不安・・・という方は以下の記事で比較サイトを活用したホテル選びのコツを紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ
今回はドイツで開催されるEURO2024を現地観戦するために押さえておきたい大会情報から、チケット購入方法と観戦計画全般についてまとめました。
最後にもう一度チケット販売スケジュールをまとめておきましょう。
EURO2024チケット販売スケジュール
- (※終了)10月3日〜10月26日:第1回抽選販売申込期間
- (※終了)12月1日〜12日:第2回抽選販売(一般/出場国サポーター向け)
- (※終了)3月13日:公式リセール第1回販売
- (※終了)3月27日〜:プレーオフ突破出場国サポーター向け販売
- (※終了)5月2日〜:公式リセール第2回販売・最終販売
- 6月23日〜:決勝ラウンドサポーター向け販売
僕もブンデスの試合は過去にバイエルン、ドルトムント、シャルケ、フランクフルト、レヴァークーゼンの本拠地で現地観戦したことがありますが、ドイツはどのスタジアムも先進的かつキャパも大きくて観戦しやすい会場が多いので楽しみです。
今後はチケット販売の詳細が発表され次第、各販売フェーズ毎にチケット購入手順などをまとめていく予定ですので、興味ある方はブログやTwitterをぜひチェックしてみてください!
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