学生でも乗れた!ANA新ビジネスクラス個室型シート「THE Room」搭乗記

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「ビジネスクラスでヨーロッパ旅行、、、」そんな夢のような旅をついに実現しました。

しかも、世界最高峰とも言われるANAビジネスクラス新個室型シート「THE Room」で!

JALマイルを貯めて毎年ヨーロッパに入っている僕ですが、並行してANAマイルも貯めていたことで、ついに念願の人生初ビジネスクラスを体験できました!

そこで今回は、ANAビジネスクラスの搭乗記を学生目線の感覚で書いてみます。

新型コロナウイルスの影響で当分飛行機には乗れない現在の状況ですが、敢えてこの記事を書くことで読まれた方が「この自粛期間中にマイルを貯めてみようかな」という気になるきっかけになればと思います!

ANAの新ビジネスクラス「THE Room」について

ANAビジネスクラスの新シート「THE Room」は、2019年8月に導入されたばかりのボーイング777-300ER新仕様機に採用されています。

現時点ではロンドン、ニューヨーク、フランクフルト線だけにしか投入されていません。

今回刷新された座席は、フルフラットシートかつ通路側のドアが閉められる個室型シートである点が特徴。

しかもANAは、航空会社の格付け調査を行うスカイトラックスが発表した「ワールド・ベストビジネスクラス・ランキング2019」で2位にランクインしており、機内食に関しては1位を獲得するなど、シートだけでなくサービス面においても非常に評価の高い航空会社です。

ちなみに、ベストエコノミークラスはJALが世界一に選出。僕もマイルのおかげで何度も利用していますが、JALのエコノミーは座席も広くて本当に快適です。

学生ならたったの27500マイルでヨーロッパ往復直行便に乗れてしまいます。学生の方はぜひ後でこちらのnoteの方も目を通して見てください。

 

ANAビジネスクラス搭乗記

それでは、ANAビジネスクラス搭乗記を書いていきます。

往路は羽田-フランクフルトNH203便、復路はロンドン-羽田NH212便を利用しました。

羽田-フランクフルト線搭乗レビュー

羽田空港に到着し、手荷物検査とパスポートコントロールを済ませてまずはラウンジへ。

航空会社のラウンジも、ビジネスクラス利用者の特権ですよね。

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普段はANA上級会員やビジネスクラス利用者でいっぱいのようですが、この時期から利用客は少なくなっていました。

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周りはビジネスマンやお金持ちそうな人ばかりで若干場違い感も感じつつも、贅沢な空間を満喫。

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衛生面を考慮してビュッフェは提供されてなかったですが、ヌードルバーでラーメンを頂くことができました。

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今までカードラウンジしか利用したことがなかったので、無料で食事できるだけでも嬉しくなってしまいます。

まさに部屋!個室型シート

搭乗時間になりいよいよ機内へ。

ビジネスクラスなのでファーストクラスや上級会員の方々に続いて優先的に入ることができます。

そしてビジネスクラスの機内はこんな感じ!

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こんな広々した座席で飛行機に乗れるなんて、めちゃくちゃワクワクしますよね!

この写真だと少し分かりにくいですが、このシートの特徴として半数分は後ろ向きの座席が配置されています。

今回は往路便は前向き、復路便は後ろ向きの両方の座席を利用しましたが、別に後ろ向きであっても飛行中は一切違和感は感じませんでした。

たしかに、地上走行時は後ろ向きのシートだと前方に力が掛かります。

一方で、体の位置が窓側になるようにシートベルトが設置されているので、意外と座ってる時は通路からもちょうど良い距離間があるし、窓の外も見やすくて悪くないなという印象でした。個人的には後ろ向きの座席も全然ありです。

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座席は1-2-1の配列になっており、僕が今回利用した窓側の席は完全に独立したプライベート空間。

足元も余裕で伸ばせますね。最高すぎる…!オットマンと呼ばれる足を乗せる台もあります。

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座席に着くと「○○様、ご搭乗ありがとうございます」とCAさんが挨拶に来てくれ、ウェルカムドリンクとしてスパークリングワインを頂きました。エコノミークラスでは考えられないような待遇です!

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今回はこの路線に導入されたばかりの新シートということもあるからか、シートの使い方の説明などもして頂きました。

シートベルトは通常のベルトに加えて肩からも掛けるタイプの3点式のベルトとなっていたので、僕みたいに初めて乗る人だと説明してもらわなければ戸惑うかもしれません。

このボタンを操作してリクライニングや照明灯を調節できます。

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前方のモニター横にある収納スペースには、電源コンセントやUSB端子、さらにはHDMI端子まであります。充電用のUSB端子は肘掛け部分にもついてました。

通路側のパーティションは可動式で、ボタンを押すと閉めることができます。

扉を閉じれば完全に自分だけの空間なので、本当に飛行機に乗っていることを忘れてしまうほど!

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例えが悪いですが、上部は空いているのでネットカフェのブースみたいな感じ。

フランクフルト線は深夜便なので離陸後は軽い食事だけでした。おつまみとお酒を頂いていると、すぐに機内も暗くなり就寝時間です。

シートをフルフラットにしてみました!これぞビジネスクラスの醍醐味ですね。

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もはや完全にベッドです。

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足は完全に伸ばせられるし、手も広げられるくらい幅も十分空間があります。

本当に快適過ぎてたっぷり6時間ぐらい爆睡してしまいました(笑)

機内食

ビジネスクラスと言えば機内食も楽しみのひとつですよね。

ただ、フランクフルト行きの便は深夜便であるため、離陸後に軽いおつまみと着陸前に朝食が出るだけでコース形式の料理はありませんでした。

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ワインも白と赤が2種類ずつシャンパンまで用意されています。せっかくなのでアミューズと一緒にシャンパンいただきました。贅沢!

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カクテル系やソフトドリンクもエコノミークラスと比べればかなり充実してますね。

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離陸後に提供されるアミューズがこちら。

  • タンドリーチキンのフィンガーサンド
  • 厚揚げのマーボーマリネ
  • スモークチーズとコッパハム
  • アーモンドとカシューナッツのロースト

お酒が美味し過ぎて白ワインを追加で頼んでしまいました(笑)

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着陸前には朝食が提供されます。僕は洋食を選びました。

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  • メインディッシュ:フリッタータ トマトソース 合鴨ソーセージ添え
  • ブレッド:クロワッサン、カトルフリュイ
  • デザート:ヨーグルトコンステラシヨン (ストロベリーコンポート、カルダモン風味の滑らかなヨーグルト、 いちごソース、オレンジゼリー)

フリッタータって初めて聞く名前だけど、イタリア風オムレツだそうで非常に美味しかったです。

味ももちろん美味しいのですが、食器類も温められて提供されるような気遣いがエコノミーとは全然違います。

アメニティ

ビジネスクラスの座席には枕二つシーツなどの寝具に加えてアメニティも用意されてます

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ANAのビジネスクラスでは、イギリスのブランド「GLOBE-TROTTER」のポーチがついてます。

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デザインは様々あるようで、帰りの便は女子ウケの良さそうな薄めのピンクのポーチでした。

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中にはアイマスク耳栓歯ブラシなどに加え、雪肌精のフェイスケアセットが入っていました。

ただ、スリッパは白い使い捨てっぽい感じで、以前別の記事で見たことのある持ち帰ってホテルで使えるような感じではありませんでした。

機内エンターテイメント

ヘッドフォンはSONY製ノイズキャンセリング付き。こういう細かいところもお金がかかってますね。

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そしてモニターは大画面4K!

4K対応の機内用モニターは世界初だそうです。

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また、ANAでは「SKY LIVE TV」というプログラムがあり、サッカーの試合もライブ放送してるんです。

ちなみに、これはビジネスだけじゃなくてエコノミーでも見られます。スポーツ好きにはありがたいですよね。

昨年、国際学会でANAのエコノミーに乗った時はチャンピオンズリーグも機内で観戦できました。

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行きはちょうどプレミアの試合がやっていたので、シャンパン飲みながら機内でサッカー観戦!至福の時間です。

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フライトプランで残りのフライト時間や食事の時間を確認できます。

美味しい食事と大画面でのサッカー観戦、個室型フルフラットシートのおかげで、11時間のフライトは超あっという間に感じられました!

ロンドン-羽田線レビュー

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続いて、帰りのヒースロー発NH212便の搭乗レビューです。新シートが導入された最初の路線ですね。

ヒースロー空港は ANA が加盟しているスターアライアンス航空のラウンジが複数あるので、搭乗前にはラウンジ巡りも満喫できます。

シャワーを浴びたり、シンガポール航空ラウンジの美味しい食事も味わって良い気分で機内に乗り込みます。

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機内食

シートなどの説明は行きと全く同じなので、省略して機内食だけ紹介。

今回は夜7時発の便なので、コース形式のメニューを楽しむことができました。

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搭乗後はアミューズが提供されます。

  • ミニモッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ風
  • 穴子と牛蒡のブロシェット
  • スモークターキーのカナッペ

その後、ディナーメニューの時間になります。今回も洋食を選びました。

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まずは前菜。

  • アペタイザー:グリーンアスパラガスと生ハムのサラダ仕立て グリビッシュソース
  • スープ:コーンスープ

そしてメイン料理は牛フィレステーキ!メインは3種類の選択肢があり、他にもお魚かパスタがありました。

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  • メインディッシュ:牛フィレ肉のステーキ 赤ワインソース

めちゃくちゃ柔らかくて肉の味もしっかりしていて赤ワインに合う!

食後には CA さんがデザートを持ってきてくれて以下の中から自由に取ることができます。

  • チョコレートオレンジムース
  • レモンチーズケーキ
  • チーズ
  • フルーツ

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ラウンジでも軽く飲んでしまってお腹いっぱいだったので、チーズケーキだけ頂きました。

そして、帰りは到着1時間前までガッツリ寝てしまったので朝食は、ヨーグルトだけしか食べれず。和食と洋食で選ぶことができるそうです。

  • 和食:鯖利休焼き
  • 洋食:スクランブルエッグ グリルポークハム添え

朝食は食べ損ねましたが、それだけ気持ち良く寝られるシートということです!笑

普段ならヨーロッパまでの長距離フライトはしんどいはずなのですが、ビジネスクラスならむしろ楽しいと感じられるほど贅沢な時間でした。

ANAマイルを貯めてビジネスクラスに乗る方法

最後にビジネスクラスに乗る方法について。

「豪華なビジネスクラス羨ましいけどめちゃくちゃ高んでしょ」って思われるかもしれませんが、マイルを使えば航空券代は無料になるので燃油サーチャージ代・諸税しか料金はかかりません。

ANAのビジネスクラスは数十万〜百万円近くすることもあるのでお金を払って乗るなんて僕も絶対に不可能です。

ビジネスクラスでヨーロッパに行くには95,000マイル必要になります。

95,000マイルで多そうに見えるんですけど、マイルの貯め方さえ知っていれば意外と簡単に達成することができます。

マイルって「飛行機に乗ったり、クレジットカード決済で貯まるもの」というイメージがありますが、実はそれだけでなくて普段の生活の中でも貯めることができます。

興味のある方は、学生のような初心者向けにマイルについてまとめて書いたnoteをぜひご覧になってください。

このnoteはJALマイルの貯め方がメインですが、ポイントサイトで貯めたポイントをマイルに交換していくと言う基本的な流れはANAマイルもJALマイルも全く同じです。

違うのはTOKYUルートと呼ばれる「ANA TOKYUカード」を使った交換方法くらいなので、ANAのビジネスクラスに乗ってみたい方はネットで検索しながら実践してみて下さい。

ANAマイルを貯めるメリット①:ヨーロッパ周遊旅行ができる

ANAマイルなら単純に往復するだけでなく、スターアライアンス加盟航空会社を利用することで複数国周遊することができます。しかも同じ95000マイルだけで。

個人的にはこのメリットがANAマイルを貯めるきっかけになりました。

以下の記事の旅程は結局キャンセルしてしまったため実現しませんでしたが、こんな旅程も組めてしまうという参考としてご覧になってみてください。

記事が見つかりませんでした。

ANAマイルを貯めるメリット②:特典航空券はキャンセルや旅程変更も可能

ANAマイルで発券した特典航空券はキャンセル旅程変更ができます。 このメリットは今この時期だからこそ非常に強く感じました。

旅行の出発前であれば手数料3000マイル以外は全額返金してくれます。(現在は特別対応として手数料無料でキャンセル可)

実際に僕も、今回は途中で旅行を切り上げて予定より数日早い便で帰国することができました。

もし現在の状況が落ち着いて旅行を計画しようと思ったとしても、返金不可の割引運賃で航空券を取るのは躊躇われるでしょう。

まとめ

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今回は ANA の新ビジネスクラス「THE Room」の搭乗記について書いてみました。

人生初のビジネスクラスが世界最高峰の新仕様機という、本当に贅沢すぎる旅でした。

学生はおろか一般の旅行者では手の届くはずのない長距離路線のビジネスクラスも、マイルさえあれば乗れるチャンスがあります!

おそらく今後もしばらくは海外旅行に行くことのできない我慢の日々が続くでしょう。

今はしっかり外出を自粛して、いつか安全に旅行ができる日のために前向きにマイルを貯めてみてはいかがでしょうか?

ポイントサイトはマイルに交換するだけでなく、現金として手数料無料で銀行に振り込むことも可能なので生活費の足しにもなります。先の見通しの見えない今だからこそ、ぜひマイルやポイントサイトについて調べてみてください。