【5€から乗れる!】ヨーロッパの長距離バス「FlixBus」のチケット予約方法から乗車方法まで徹底解説!

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ヨーロッパ内を格安で移動できる長距離バス「FlixBus(フリックス・バス)」

5ユーロから乗車可能という低価格さだけでなく、ヨーロッパ全土を網羅する路線数の多さ無料Wi-Fi・全車両トイレ完備などから多くの観光客に人気の移動手段です。

そこで今回は、実際にFlixBusを利用した経験を元にアプリでのチケット予約方法から乗車方法まで解説します。

「FlixBus」とは

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緑色に塗装された大型バスが特徴の「FlixBus」

ドイツやイタリア、オーストリアなどを中心にヨーロッパ中にサービスを展開しており、29ヵ国2500地点ものエリアを運行しています。(2020年1月現在)

路線数の多さはもちろん、アプリだけで簡単に予約して乗車できるという利便性からヨーロッパで最も有名な長距離バスです。

最近はドイツ国内で「FlixTrain」という格安の長距離列車も運行しています。路線数はまだ少なめですが、ベルリン-ライプツィヒ間がICEと同じくらいの所要時間で4.99ユーロと電車もかなりリーズナブルでした。

路線

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以下リンク先のルートマップで出発地を入力すると、運行している目的地が表示されます。

Bus Routes Overview | FlixBus: Discover the New Way to Travel

上の画像はフランクフルトを出発地とした場合ですが、超広範囲までFlixBusに乗って行けることが分かります。

中欧や東欧などの鉄道網があまり発達していない地域などでは、FlixBusが非常に役立つことも多いです。僕も利用した「ウィーン – ブタペスト」間は、鉄道と所要時間が変わらないにも関わらず運賃は3分の1程度でした。

海外サッカー観戦でも活用できそうな路線で言えば、短距離だと「ローマ – ナポリ」間や「ミュンヘン – ザルツブルク」間などでしょうか。ただ難点として、サッカー観戦で訪れることの多いイギリスやスペイン国内ではあまり運行していないんですよね…。

それでも夜行バスとしてFlixBusを使えば「ロンドン – パリ」などの長距離移動も10ユーロ台で乗れて超リーズナブル。ホテル代も浮くので学生などなるべく安く移動したい方はかなり節約になるはずです!

バスの設備・サービス

FlixBusは料金のリーズナブルさだけではなく、安定したサービス充実した設備があるという点も多くの旅行客に人気の理由でしょう!

  • 無料Wi-Fi
  • 充電ポート
  • 車内トイレ
  • 無料預け荷物
  • (有料)ドリンク&スナック

車内で無料Wi-Fiや充電ポートが使えるのは嬉しいですよね。ただ、田舎道を走ることも多いため、Wi-Fiは繋がり難かったり速度が遅いときも結構あるので注意してください。

また、FlixBusは全運行バス内にトイレが標準装備されています。長時間乗車するときにトイレの心配がないというのは安心ですよね。

荷物について

FlixBusは、一人あたり以下の規定を満たす手荷物1個と預け荷物1個まで無料で持ち込むことができます。

  • 手荷物(サイズ:42 x 30 x 18cm、 重量:7kgまで)
  • 預け荷物(サイズ:三辺合計160cm、 重量:20kgまで)

LCCのように乗車時にサイズや重量を測ることも基本的ないので、スーツケースとリュック1つずつなら問題ないでしょう。

もしスーツケースなどをもう一つ預ける場合は追加料金を支払うようにしてください。

アプリでのチケット予約方法

では、FlixBusのチケット予約方法について実際のアプリ画面を使って解説していきます。

ブラウザ上でも以下リンク先から同様の手順で予約可能です。

スマホアプリで予約する場合は、まずFlixBusのアプリをインストールします。

インストールは以下リンクから↓

FlixBus - Bus Travel in Europe

FlixBus – Bus Travel in Europe

FlixMobility GmbH無料

出発地・目的地、日付などを検索

まずは、アプリのトップページである「Booking(予約)」から、出発地・目的地・日付などを入力して検索します。

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バスの便を選ぶ

今回の場合は例としてローマ – ナポリ間のバスを調べてみましょう。

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上の画像のように数時間おきにバスが走っていることが分かります。最も安いチケットだとたったの8.99ユーロ(約1000円)です。

電車より1時間ほど所要時間は掛かりますが、値段は半分以下です。

ここで、便を選ぶ際の注意点として以下の2点に気をつけてください。

  • 空席状況によって値段は変動
  • バス停の場所

上の画像のように同じ路線であっても時間帯によって値段が異なっていることが分かります。FlixBusだけでなくバスや鉄道などの移動手段は早めに予約した方が安く買えることが多いので、旅程が決まり次第手配するようにしましょう。

また、都市によってはバス停の場所が複数ある場合もよくあります。例えばローマ発だからといって「Roma Anagnina」発の便を選んでしまうと市内からかなり離れた場所になってしまいます。

バス停の場所を何も考えずに時間帯や値段だけで選んでしまうと後で痛い目に遭うので注意してください!

乗客の氏名・連絡先を入力

次のページに進むと予約に必要な情報を入力していきます。特にアカウントを作成する必要なく簡単に予約することができます。

まずは「Passengers(乗客)」の欄から乗客の氏名を入力。

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同行者全員分の氏名を入力したら保存し、次にメールアドレスを入力します。

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追加オプション(座席指定・預け荷物)を選択

次にオプションである座席指定と追加荷物について選びます。

座席指定は片道1.49ユーロで指定できます。指定しなかった場合は自由席となります。

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FlixBusは手荷物一つ(7kgまで)と預け荷物一つ(20kgまで)が無料で持ち込むことができます。よって、スーツケースを1人2つ以上持ち込む場合でなければ追加する必要ありません。

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運賃の支払い

最後に運賃を支払います。

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支払い方法は様々ありますが、おそらくほとんどの方は「Credit Card(クレジットカード)」あるいは「PayPal(ペイパル)」を選べば良いでしょう。

そして、ページ一番したの規約に同意し、「BUY(購入)」ボタンをタップします。

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最後に次のページでクレジットカード番号などを入力して決済を行えば、無事にチケット購入完了です!

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予約完了すればこのような画面が表示されます。

画面下に「乗車時にパスポートまたはIDカードをドライバーに提示してください」と書かれているように、パスポートを持参するようにしてください。

クレカ決済できない!?

海外サイトではクレジットカードでの支払い時に決済エラーとなる場合がよくあります。クレカ決済がうまくいかない場合は、対策方法をこちらの記事にまとめているので一度読んでみてください。

実際に乗車してみた!FlixBus乗車リポート

では予約してから実際にバスに乗車する手順について簡単に紹介します。

アプリでチケットを表示する

チケットはアプリで簡単に表示できます。

料金の支払いから乗車まで全てアプリで完結できるので、旅行客にとってはチケットを印刷する手間もなく非常に便利です。

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購入したチケットを選択すると下の画像のようにQRコードが表示されます。

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バス停の場所は「Where is my bus?(バス停の場所はどこ?)」から地図を表示することができるので便利です。

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バスに乗車

バス停の場所に向かいましょう。バス停には出発時間15分前までに到着するように推奨されています。

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FlixBusは緑色の大型バスで非常に目立つので気づかないことはおそらくないでしょう。ですが僕が利用したウィーンのバスターミナルは広くてプラットフォームがいくつもあって若干迷ったので、念のため早めに着いておくようにしましょう。

行先が合っていることを確認してドライバーにチケットとパスポートを提示します。今回は国境を越えるのでパスポートの氏名が合ってるかとか詳しく見られるかと思いましたが、意外とあっさり確認するだけでした。

車内のシートはこんな感じ。

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シートは結構柔らかいし足元も広めで快適でした。もちろんリクライニングもできます。

座席の下にはUSBポートもあって充電できます。トイレの場所は最初気づかなかったのですが、乗り口すぐのところにありました。

無料Wi-Fiはそれほど早くないですし、田舎道に入ると繋がらなくなったこともあったのであまり期待しない方が良いかもしれません。

僕が今回利用したウィーンからブダペストは3時間程度の道のりでしたが、快適に過ごすことができました。

次回はイタリアでの移動や、FlixBusの電車版「FlixTrain」も利用してみたいと思います!

まとめ

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今回は、ヨーロッパの人気長距離バス「FlixBus」の予約方法について紹介しました。

FlixBusは路線数も多く、ヨーロッパ内を安く快適に移動したい場合は非常におすすめの移動手段であると言えるでしょう。

僕も実際に利用しましたが、無料Wi-Fiやトイレもついていて、シートも広めなので長旅でも苦にならないくらい快適です。アプリだけで予約から乗車まで全て完結できるというのも現代的で非常に気に入りました!

ぜひドイツやイタリアを中心にヨーロッパを周遊する際は、FlixBusを利用してみてください!