2025年3月にチャンピオンズリーグ現地観戦する際に、往路ではカタール航空のビジネスクラスに乗ることができました!今回はその搭乗記になります。
カタール航空ビジネスといえば個室型の「Qsuite」が有名ですよね。僕もあまり知らなかったのですが、実は2021年6月にB787-9という機材で「Business Class Suite」と呼ばれるもう一つの個室型シートも存在します。
今回僕は予約時点ではこの両シートに乗れる予定だったのですが、急な機材変更でQsuiteの方は乗れず…。そのあたりの体験談も含めてカタール航空ビジネスクラス搭乗記をお伝えしたいと思います!
さらに、一般庶民の僕でもカタール航空のビジネスクラスに乗ることができた方法についてもお伝えします!
カタール航空ビジネスクラスについて

カタール航空はドーハを拠点とする航空会社で、航空業界の評価も高く、2024年には2年ぶり8度目となるスカイトラックス社のベストエアライン賞を受賞しています。日本からだとヨーロッパ行きの乗り継ぎ便として人気ですよね。
そのカタール航空はビジネスクラスも評判が高く、「Qsuite」という個室型シートはファーストクラス級とも称されています。
一方で「Business Class Suite」と呼ばれているのは、ヨーロッパ路線などに使われるB787-9に2021年に導入された比較的新しめのシートで、こちらはヘリンボーン式のドア付き個室型シートとなっています。この機材自体がQsuiteが使われているようなB777やA350よりも小さいため、比較的コンパクトな仕様となっているそうです。
日本からだと、2025年3月現在は成田発が週11便(B777-300ERとA350-900)、関西発(A350-900)も週7便運行しています。Qsuiteは機種が同じでも全ての機体に導入されているわけではありませんが、成田発着の便は”基本的”には「Qsuite」が導入されているようです。
カタール航空は機材変更も頻繁にあるので注意!搭乗前日にQsuiteから旧型シートに変更に・・・
“基本的”にと書いたのは、カタール航空は機材変更が頻繁にあることでも有名で、SNSやブログでもQsuiteに乗るはずだったのに機材変更になったという話をよく聞いてました。
僕が発券したのは搭乗の1週間前で、その時はQsuiteの表示がされていたのですが、搭乗前日の夜にオンラインチェックインできるかアプリを開いたらなんとQsuiteの文字が消えていたのです…。
噂には聞いてましたが本当にこんな直前に変更になるのかと絶望しましたね(笑)。まあ旧型のヘリンボーンタイプもフルフラットになりますしもちろん乗ったことないので、それはそれで楽しもうと切り替えることにしました。
ちなみにQsuiteかどうかは予約前はカタール航空公式サイトで検索することで確認できますし、予約後はアプリの表示やシートマップで確認することができます。


実際に自分のアプリの表記が上の画像です。左側が予約直後の表示で、右側が前日に確認したときの表示ですが、Qsuiteの文字がなくなってるのが分かります。
カタール航空ビジネスクラス搭乗レビュー。2025年3月時点のサービス・アメニティなど紹介
ではいろいろありましたが、カタール航空ビジネスクラスに実際に乗った際のシートやサービス、アメニティの情報をお伝えします。
特にカタール航空はアメニティが充実していてそこはどの機材でも変わらないと思うので、その点を中心にお伝えします。
成田 – ドーハ(ヘリンボーン式シート)
まずは本来乗る予定だったQsuiteからヘリンボーン式シートに変更になった成田発のフライトです。
ヘリンボーン式の旧タイプも1-2-1配列でフルフラットで開放感◎


ヘリンボーン式のビジネスクラスのシートはこんな感じです。通路側にあまり仕切りがないのでプライベート感はあまりないですが、こちらも1-2-1の配列で座席も広く逆に開放感もあって、十分快適に過ごすことができます。

ボタンで細かくリクライニングや肘掛けを調整できるようになっていて、もちろんフルフラットにもなります。
フルフラットにするとこんな感じで完全にベッドですよね。食後にCAさんがマットレスを持ってきてベッドメイキングまでしてくれました。このバーガンディ色の毛布がフカフカで寝心地最高でした。

アメニティはDiptyqueのポーチに、F1仕様のパジャマ、クッションももらえる!?


アメニティポーチはDiptyqueという高級香水ブランドとのコラボで、男性用はブラック、女性用はホワイトがそれぞれ用意されてます。デザインもかなりシックで、少なくとも自分が乗ったビジネスクラスのアメニティでは一番カッコよくて気に入りました。
中身はアイマスクとソックス、化粧水と乳液のセットから香水まで入ってました!


また、カタール航空ではビジネスでもパジャマが配られます。ワールドカップの時はW杯仕様でしたが今はF1仕様のデザインで、持ち帰りも可能です。今季はチャンピオンズリーグの公式スポンサーでもあるので、CL仕様のデザインだったら良かったなと思いました。また、バッグの中にはスリッパも入ってます。


あとは席によってデザインの違うクッションもあります。これも持ち帰ってもOKらしいです。
機内食のディナーはもちろんフルコース!シャンパンやワインなどアルコール類も豊富
ビジネスクラスといえば食事も楽しみな一つですよね。まずは搭乗と同時にウェルカムドリンクのシャンパンのサービスがあり、中東らしくデーツとアラビックコーヒーまで振る舞われます。


デーツはW杯の時にカタールで初めて食べましたが、個人的には結構好きな味です。


離陸後は食事前にナッツ、それからアミューズが提供されたので白ワインを頼みました。カタール航空のワインリストはきっと高級な銘柄ばかりで、どれを頼んでも美味しかったです!

メインの前に一品選ぶことができたので、せっかくなので中東っぽくフムスにしてみました。量もちょうど良かったです。テーブルもランプをセットしてくれたりと演出がオシャレです。

メインは定番の肉料理にしました!若干硬めで感動するほど美味しいというわけではなかったですが、機内でこれだけ豪華な料理が食べられて大満足です。
着陸前にはチョコレートのサービスも

着陸前にはチョコレートがテーブルの上に置かれてました。帰国してから食べたのですが、ホワイトチョコとビターチョコの2種類が入っていて美味しかったです。
右側にあるのは離陸時にももらえるDiptyqueのおしぼりなのですが、これもめちゃくちゃいい香りで細かいところまでお金掛かってるなと感じました。
ドーハ – ミュンヘン(個室型ドア付き「Business Class Suite」)
続いてドーハ発のミュンヘン行き、B787-9のビジネスクラスになります。
深夜便で機内食はあまり食べなかったので、シートの違いをメインにお伝えします。
最新シートは個室感も十分で超快適

B787-9のビジネスクラスのシートはこちらです!シートが新しいので、先ほどのシートと比べると洗練されていてカッコいいです。奥のランプの感じもオシャレですよね。


収納スペースの中にはヘッドホンと水が収納されていて、その横にはワイヤレス充電可能なスマホホルダーもあります。ただエールフランス航空の時もそうでしたが、僕のスマホと相性が悪いのか機内のワイヤレス充電っていつも反応悪くてすぐ充電されなくなっちゃうんですよね…。
収納スペースはこの棚の部分だけでなく、肘掛けのところにも収納することができて便利でした。

そして、このシートの特徴はなんといってもドアが付いていてプライベート空間になることでしょう!

通路から見るとこんな感じで、飛行機の中とは思えないような雰囲気ですよね。ANAのThe Roomやエールフランスの新型ビジネスも個室タイプでしたが、最近のビジネスはドア付きが当たり前になってすごいですよね。Qsuiteもさらに新型が出るらしいので、自分が次乗る頃には今のQsuiteが旧型扱いされてるかもしれないです笑
アメニティはヨーロッパ路線でもポーチにパジャマまでもらえる!


また、ヨーロッパ路線のこの便でもちゃんとアメニティポーチとパジャマが配られました。日本からだとヨーロッパまでの乗り継ぎで2回もらえるのでお得感ありますね。ただ事前の情報だとドーハ発以外は箱型のアメニティしかもらえないと聞いてたので、必ずしもアメニティポーチがもらえるとは限らないようです。
また、この路線も同じDiptyqueでしたが、若干ポーチのデザインが違っていて、収納ポケットが二つあって実用的な感じでした。
おまけ:ドーハ国際空港の2つのビジネスクラスラウンジもスゴイ!

今回は乗り継ぎ時間があまりなかったのでゆっくり滞在できなかったのですが、ハマド国際空港のビジネスクラスラウンジも超豪華です。
有名な黄色いくまのぬいぐるみがある免税店エリアの近くにあるメインの「アル・ムルジャン・ビジネスラウンジ」と2023年にオープンしたばかり「アル・ムルジャン・ビジネスラウンジ ザ・ガーデン」の2箇所があります。
メインのラウンジの方はこんな感じで中央に池みたいな空間があるくらい広く、2階のダイニングレストランやカフェエリアなどもあります。アクセスも良いのでこちらを利用する方が多いと思います。

一方でガーデンの方はCゲートの方に向かってかなり歩くことになります。ガーデンのラウンジのメリットとしてはそこまで人が多くないため、シャワールームがすぐ利用できたことです。


ラウンジに入って左手にあるシャワーエリアの受付で搭乗券を見せるとカードキーを貰えてシャワーが利用できます。おそらく20部屋くらいは用意されていそうで、ドライヤーもちゃんと完備されました。
メインラウンジの方は2カ所シャワーエリアがあるのですがどちらも並んでいるくらい混んでいて、ドライヤーもないという情報もあったので、シャワーを浴びるならガーデンラウンジの方がおすすめです。
カタール航空ビジネスクラスにマイルで発券するには?
最後にカタール航空のビジネスクラスをマイルで乗る方法について。
カタール航空はJALと同じワンワールドに加盟しているため、JALマイルで発券可能です。
単純に東京ドーハ往復の場合は10万マイル、関西からの場合は距離が短くなるので往復85000マイルで発券できます。(2025年7月時点)
僕のようにヨーロッパ周遊のワンワールド特典航空券の一部の区間として組み込むことも可能で、それであれば総距離2万マイル以内であれば12万マイルで発券できるのでお得です。
カタール航空の場合は日本路線の特典航空券だとほとんどエコノミーしか開放されていないことが多く、ビジネスクラスは2ヶ月前くらいから何日か空きが出てくるような印象です。
僕も1ヶ月くらいずっとヨーロッパ行きの航空券を調べてていて、1週間前にたまたま成田発の便が開放されたのでビジネスに乗れただけでもラッキーだったと思います。
JALマイルを貯めるならポイントサイト「モッピー」

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まとめ

今回はチャンピオンズリーグ観戦で利用したカタール航空ビジネスクラスの搭乗記についてお伝えしました。
さすが世界最高峰の航空会社ということで、サービスやシートもヨーロッパまでの長距離移動も快適に過ごせました。燃油サーチャージも無料なので、マイルでヨーロッパ旅行に行くなら最適だと思います!
次カタール航空に乗るときはぜひともQsuiteに乗ってみたいなので、また頑張ってマイルを貯めていきたいと思います。