更新情報
9/10(水)から第1次抽選販売の申込受付がスタートしています。申込手順はこちらの記事にまとめました。
2026年6月〜7月にかけてアメリカ・カナダ・メキシコで開催されるFIFAワールドカップ2026。最初のチケット抽選販売は2025年9月10日(水)日本時間24時から受付開始されます。
我らが日本代表も無事に本大会出場を決め、世界中のサッカーファンが楽しみにしている4年に1度の祭典ということで、現地観戦したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
もちろん僕も2018年ロシア大会、2022年カタール大会に続いて2026年北中米大会も現地観戦する予定です!
そこで今回は、ワールドカップ2026のチケット購入方法について、前回カタールW杯も7試合を現地観戦し、海外サッカー70試合以上のチケットを手に入れてきた僕が徹底解説します。
さらに、現地観戦計画を立てるために必要な大会日程やスタジアム情報、航空券や渡航情報についても現時点で分かっている情報を随時更新してお伝えします。
はじめに

当ブログでは「ワールドカップ2026北中米大会現地観戦完全ガイド」として、チケット購入方法・現地観戦情報について詳しく解説していく予定です。
前回大会のカタール大会や、2025年にアメリカで行われるクラブW杯についても同様にチケット購入方法や現地観戦情報をまとめてきました。
ワールドカップ現地観戦に関する情報は以下にまとめていて、大会までに随時作成予定です。本記事と合わせてご覧になってください。
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FIFAワールドカップ2026大会の基本情報
それではまず、現地観戦計画に必要なFIFAワールドカップ2026の基本情報について確認しておきましょう。
出場国

2026年に開催されるFIFAワールドカップは、出場国数が従来の32から48に拡大されます。これに伴い、各大陸連盟の出場枠も前回大会より増加していて、例えばアジアも4.5枠→8.5枠に増えました。
各大陸の出場枠と、現時点で予選突破を決めているW杯本大会出場国は以下の通り。
- 北中米カリブ海(CONCACAF):6.5枠 ※開催国3枠を含む
- アメリカ合衆国
- カナダ
- メキシコ
- アジア(AFC):8.5枠
- 日本
- イラン
- ウズベキスタン
- 韓国
- ヨルダン
- オセアニア(OFC):1.5枠
- ニュージーランド
- 南米(CONMEBOL):6.5枠
- アルゼンチン
- ブラジル
- エクアドル
- ウルグアイ
- コロンビア
- パラグアイ
- アフリカ(CAF):9.5枠
- モロッコ
- チュニジア
- ヨーロッパ(UEFA):16枠
日本代表は2025年3月20日、開催国を除いて世界最速となる本大会出場を確定させたことでも話題になりましたね。僕も埼スタでW杯出場の瞬間を見届けてきました。
今大会は出場枠が増えたことで初出場の国も多く出ることが予想されます。W杯は一発勝負の番狂わせも醍醐味なので、どんな大会になるか楽しみです!
グループステージ組み合わせ抽選会については、各大陸の予選終了後の2025年12月5日(金)日本時間26:00に行われる予定です。
開催都市・スタジアム

<FIFA公式サイトより画像引用>
次に開催都市と試合会場について。今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの16都市で試合が行われます。
国 | 開催都市 | スタジアム | 収容人数 |
---|---|---|---|
カナダ | バンクーバー | BCプレイス | 54,500 |
アメリカ | シアトル | ルーメン・フィールド | 69,000 |
アメリカ | サンフランシスコ | リーバイス・スタジアム | 71,000 |
アメリカ | ロサンゼルス | ソフィ・スタジアム | 70,000 |
メキシコ | グアダラハラ | エスタディオ・アクロン | 48,000 |
メキシコ | メキシコシティ | エスタディオ・アステカ | 87,523 |
メキシコ | モンテレイ | エスタディオ・BBVA | 53,500 |
アメリカ | ヒューストン | NRGスタジアム | 72,220 |
アメリカ | ダラス | AT&Tスタジアム | 94,000 |
アメリカ | カンザスシティ | アローヘッド・スタジアム | 76,416 |
アメリカ | アトランタ | メルセデス・ベンツ・スタジアム | 75,000 |
アメリカ | マイアミ | ハードロック・スタジアム | 65,000 |
カナダ | トロント | BMOフィールド | 45,000 |
アメリカ | ボストン | ジレット・スタジアム | 65,000 |
アメリカ | フィラデルフィア | リンカーン・ファイナンシャル・フィールド | 69,796 |
アメリカ | ニューヨーク/ニュージャージー | メットライフ・スタジアム | 82,500 |
開催都市は上記表で色分けした西部(青)、中部(緑)、東部(赤)の3地域に分けられ、グループステージは移動距離を考慮して各地域内の都市で試合を行うように日程が組まれています。

決勝戦はニューヨーク/ニュージャージー州のメットライフ・スタジアム、開幕戦はメキシコのエスタディオ・アステカで開催されます。
僕もクラブW杯決勝をメットライフ・スタジアムで観戦してきましたが、アメリカらしい大規模なスタジアムで上層から観戦しても迫力が凄かったです!
今大会はどこも5万人〜9万人前後を収容可能な、球技専用の巨大なスタジアムばかりなので非常に楽しみです。エスタディオ・アステカはあのマラドーナの神の手や5人抜きドリブルゴールが生まれた場所でもあるので、一度訪れてみたいなと思っています。
アメリカだとNFLで使用されているスタジアムが中心で、特にアトランタやダラス、LAのスタジアムは規模も大きく最新鋭の設備となっているようです。
大会スケジュール・試合日程

グループステージ〜決勝の日程・試合会場も2024年2月にすでに発表されています。(FIFA公式サイトの上記画像PDF版はこちら)
この日程表を見れば、どのグループに入るとどの会場で試合するか推測することができます。例えばメキシコと同じグループAだと3試合ともメキシコのいずれかの都市で試合することがわかりますね。
各ラウンドの日程は以下で、2026年6月11日〜7月19日の39日間で合計104試合が行われます。
- 6/11(木)〜6/27(土):グループステージ
- 6/28(日)~7/3(金):ラウンド32
- 7/4(土)~7/7(火):ラウンド16
- 7/8(水):試合なし
- 7/9(木)~7/11(土):準々決勝
- 7/12(日)〜7/13(月):試合なし
- 7/14(火)~7/15(水):準決勝
- 7/16(木)〜7/17(金):試合なし
- 7/18(土):3位決定戦
- 7/19(日):決勝
32チーム制だった前回大会までは64試合だったので、大会全体の試合数が大幅に増えていることが分かります。
FIFAワールドカップ2026北中米大会のチケット購入方法について

では本題であるFIFAワールドカップ2026のチケットについて。最初の抽選販売は2025年9月10日(水)日本時間24時から受付開始です。
- FIFA公式チケットサイト:https://www.fifa.com/en/tickets
速報的な情報はFootyTixのXアカウントでお伝えする予定なので、興味のある方はぜひフォローしてください!
Follow @FootyTix_by_GM私も過去2大会現地観戦していますが、ワールドカップのチケット販売は毎回同じような販売形式が続いていため、前回までのシステムも参考になる点もあります。一方、今大会は参加国拡大やホスト国アメリカの慣例に合わせた販売システムを導入するなど変化点も多いです。
そこで、初めてW杯現地観戦を考えてる方でも理解できるように、「いつからチケット販売があるのか」「どんなチケットの種類があるのか」「チケットの相場はいくらか」について、FIFA公式サイトで発表されてる情報から、前回カタール大会との変化点含めてお伝えします。
チケット販売スケジュール
現時点で公開されているチケット販売の全体スケジュールは以下の通り。
W杯2026の販売スケジュール
- 第1次Visa先行抽選販売
- 申込期間:9/10(水)24時〜9/19(金)24時
- 販売期間:10/1(水)〜10月末
- 申込手順:記事リンク
- 第2次先行抽選販売
- 申込期間:10/27(月)〜10/31(金)
- 販売期間:11月中旬〜12月上旬
- 第3次抽選販売
- 申込期間:12/5(金)組み合わせ抽選会後
- 公式リセール
- 販売期間:2025年内(未定)
- 最終先着販売
- 販売期間:大会直前頃(未定)
ちなみに、前回大会までは組み合わせ抽選会の前後で2回のフェーズに分かれ、抽選販売と先着販売がそれぞれ行われた後、最後に最終販売と公式リセールが行われるという流れが通例だったので、今回販売システムが大きく変わっていることが分かります。参考に前回カタール大会の販売日程は以下の通りでした。
<参考>カタール大会の販売スケジュール
- 第1回販売
- 1月19日19時〜2月8日19時:抽選販売
- 3月23日19時〜3月29日19時:先着販売
- 第2回販売
- 4月5日18時〜4月28日18時:抽選販売
- 7月5日18時〜8月16日18時:先着販売
- 8月2日〜8月16日18時:第1回公式リセール
- 最終販売・公式リセール
- 9月27日18時〜大会終了まで:先着販売
- 10月4日18時〜大会終了まで:第2回公式リセール
第1回Visa先行抽選販売について
最初の購入機会である第1回抽選販売は、VISAカード保有者限定で行われます。詳細は以下の通り。
- 対象:VISAカード保有者
- 申込期間:9/10(水)24:00〜9/19(金)24:00(日本時間)
- 抽選結果:9/29(月)以降にメールで通知
- 販売期間:当選者は10月1日以降の指定時間枠で先着順で購入
第1回抽選販売は従来の申込時にチケットを選択するシステムではなく、購入権利のみの抽選にエントリーし、当選者から指定された時間枠で先着で購入するシステムとなります。
現地メディアによると、大会全体で約600万枚のうち約100万枚が第1次先行で販売されると報道されています。
早速僕も抽選販売に申し込んで実際の手順を以下記事にまとめたので、Visa先行抽選の申込方法については以下記事をご覧ください。
抽選申込には3Dセキュア対応のVisaブランドのクレジットカード/デビットカードが必要なので、もしお持ちでない方は年会費無料のカードでよいので事前に用意しておきましょう。申込時にも確認のため、金額0円でのカード請求が行われますが、実際にチケット購入する際は別のVisaカードも利用可能です。
Visaのクレジットカードを1枚も持っていない方や追加で作りたい方は、最短即日発行可能で海外旅行にも便利なVisaのエポスカードがおすすめです。興味のある方は以下記事を参考にしてみてください。
この抽選販売の方式自体はW杯では初めてですが、パリオリンピックのシングルチケット販売で似たようなタイムスロット形式の抽選システムが取られていました。
抽選申込時にどのチケットを選ぶか悩む必要もなく、先着販売のようにサイトが混雑することもないので、この仕組み自体は好意的には捉えています。一方で、今回から導入が噂されているダイナミックプライシングを見据えた販売方法にも思えます。
第2次先行抽選販売について
Visa先行対象者以外の方向けに、同様の販売方式の第2次先行抽選販売が10月末から行われます。
- 対象:全員
- 申込期間:10/27(月)〜10/31(金)
- 販売期間:11月中旬〜12月上旬の指定時間枠で先着順で購入
こちらも抽選に申し込み、当選した時間枠の中で先着でチケットを選んで購入します。この時点でも組み合わせは決定していないため、日時と会場の情報だけもとに、買いたいチケットを選択することになります。
第3次抽選販売について
続いて、12月のグループステージ組み合わせ決定後に第3次抽選販売が予定されています。
- 対象:全員
- 申込期間:12/5(金)組み合わせ抽選会後
- 販売期間:特定の試合を抽選申込時に指定し、当選した場合に購入
第3次抽選は、決定した対戦カードをもとに申込時に特定の試合を選択して応募する、一般的な抽選販売の形式です。おそらくこのタイミングでサポーターチケット(ST)など、追加のチケット種類の販売も行われると予想されます。
最終販売について
そして、全ての抽選販売が行われた後、先着制の最終販売が実施されます。
- 販売期間:大会直前〜大会終了まで(未定)
今大会はダイナミックプライシングが導入されているため、売れ行き状況によっては、大会が近づく頃に価格が変動すると予想されます。
これまでであれば抽選販売の未決済分や関係者枠が僅かに販売されるようなタイミングですが、ダイナミックプライシングを見据えて、いつも以上に在庫を残している可能性もあります。
クラブW杯でのTicketmasterの販売は最初から先着販売でしたが、発売日は一部の在庫のみ高額で販売し、数日前から様々な値段でチケットを開放してくような流れでした。正直Ticketmasterの価格設定や販売方式は悲惨なものだったので、FIFAのプラットフォームでは適切な運用をとってほしいと思います。
公式リセールシステムについて
そして、問題となっている公式リセールも抽選販売後の2025年内には開始が予定されています。
- 販売期間:2025年内〜大会終了まで(未定)
FIFAはこれまで、公式リセールでは定価と同じ額面での売買をルールとして実施していましたが、今大会では売り手が自由に販売価格を設定できるアメリカ方式のシステムが採用されます。
これは賛否両論ありますが、やはり定価より高いとしてもチケットを手に入れたいファンの需要は止められないので、違法な転売サイトに金が流れるくらいなら、公式のリセールシステムに取り入れるという判断もやむを得ないのではないかと思います。実際、ヨーロッパでもパリ・サンジェルマンは公式の転売システムを使っていて、人気のビッグマッチでも公式サイトでチケット購入することができます。
一方、売り手側としても公式リセールシステムは有用ですが、私たちのような日本在住者がチケット転売で利益を得ても問題ないかが気になります。日本のチケット不正転売禁止法で違法となるケースは、日本国内で開催される興業かつ主催者の同意なしに定価以上で売買する場合になるため、国外開催かつFIFA公認であれば適用外と考えられます。ただ、リセールで利益を得た場合は収益に対して税金が発生するので注意が必要です。また、例えばTicketmasterだと、リセールで得た売上金を受け取るにはアメリカ国内の銀行口座が必要で、そもそも容易に出品ができませんでした。FIFA公式プラットフォームの場合も単純に購入したクレジットカード口座に返金ではなく、海外在住者も何かしら売上受取の手続きが発生しそうです。
ちなみにメキシコでは法律で転売規制があるため、メキシコ在住者向けに額面通りで売買可能なチケットエクスチェンジシステムが導入されるようです。日本など海外のファンの場合はどのような扱いとなるかは、詳細の発表を待ちたいと思います。
チケットの種類
次にチケットの種類について。ワールドカップのチケットは個別の試合チケットに加えて、過去大会と同様にセットチケットなども取り扱われます。現時点で発表されている内容では以下の5種類があります。
- 個別チケット(SMT)
- チーム指定チケット(TST)
- 会場指定チケット(VST)
- サポーターチケット(ST)※第1次抽選は対象外
- コンディショナルサポーターチケット(CST)※第1次抽選は対象外
第1次抽選では、SMT、TST、VSTが対象です。 TSTは先行抽選のみで、STやCSTはおそらく組み合わせ決定後の第3次抽選から対象になると思われます。
通常の試合個々に買うチケットがSMTで、TST・ST・CSTは応援している国用のチケットになっています。
また、カタール大会は近い会場の4試合がセットになったFSTがありましたが、今回は特定の会場のチケットがセットになったVSTが販売されます。
個別チケット(SMT:Single Match Tickets)
SMTは、通常の試合個別で購入する1名分のチケットで、全ての販売フェーズで購入可能です。最初の第1次販売でもグループステージから決勝まで全104試合のチケットが販売されます。
チケット価格は前述の通り、ダイナミックプライシングが導入されるため、従来のようなチケット価格表はありません。
グループステージの最安価格は$60(約9,000円)、決勝の最高価格は$6,730(約100万円)ということだけ発表されています。
W杯決勝とはいえ一般席で100万円とは…、さすがアメリカ価格です。
チーム指定チケット(TST:Team Specific Tickets)
TSTは、組み合わせ抽選会前の販売で購入可能なチケットで、特定のチームを選んでグループステージ3試合のチケットをセットで購入できます。
第1次抽選、第2次抽選の時点ではどの日程・会場で試合するか決まっていないため、このタイミングで日本代表の試合を確保できる唯一のチケットになります。まだTSTやリセールの具体的な情報が出ていないですが、過去大会では3試合全て観戦できないという場合も、一部の試合だけリセールに出すことは可能でした。
また、過去大会ではラウンド16まで含まれるTST4、決勝まで全て購入するTST7もありましたが、今大会ではノックアウトステージの試合を含むTSTは販売されないとのことです。これまでは決勝のチケットを確保するためにTSTを申し込むという方法が一般的でしたが、その方法も使えなくなるということになるので大きな変化点ですね。
会場指定チケット(VST:Venue Specific Tickets)
VSTは、特定のスタジアムの試合をセットで購入できるチケットです。VSTも組み合わせ決定前の抽選販売の対象となっており、カテ1〜3が用意されているようです。
主にグループステージの試合が対象で、一部の会場はラウンド32やラウンド16の試合も含まれます。開幕戦、準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝は含まれません。
各会場のVST対象試合は以下の通り。会場によって試合数も違うので、値段も都市や試合数によって変わるはずです。
会場 | VST対象試合 | 対象外 |
---|---|---|
アトランタ | M14 (GS) M25 (GS) M38 (GS) M50 (GS) M72 (GS) M80 (R32) | M95 (R16) M102 (準決勝) |
ボストン | M5 (GS) M18 (GS) M30 (GS) M45 (GS) M61 (GS) M74 (R32) | M97 (準々決勝) |
ダラス | M11 (GS) M22 (GS) M43 (GS) M57 (GS) M70 (GS) M78 (R32) | M88 (R32) M93 (R16) M101 (準決勝) |
メキシコシティ | M24 (GS) M53 (GS) M79 (R32) | M1 (開幕戦) M92 (R16) |
グアダラハラ | M2 (GS) M28 (GS) M48 (GS) M66 (GS) | – |
モンテレイ | M12 (GS) M36 (GS) M54 (GS) M75 (R32) | – |
ヒューストン | M10 (GS) M23 (GS) M35 (GS) M47 (GS) M65 (GS) M76 (R32) | M90 (R16) |
カンザスシティ | M19 (GS) M34 (GS) M58 (GS) M69 (GS) M87 (R32) | M100 (準々決勝) |
ロサンゼルス | M15 (GS) M26 (GS) M39 (GS) M59 (GS) M73 (R32) | M4 (GS) M84 (R32) M98 (準々決勝) |
マイアミ | M13 (GS) M37 (GS) M49 (GS) M71 (GS) M86 (R32) | M99 (準々決勝) M103 (3位決定戦) |
ニューヨーク/ニュージャージー | M7 (GS) M17 (GS) M41 (GS) M56 (GS) M67 (GS) M77 (R32) | M91 (R16) M104 (決勝) |
フィラデルフィア | M9 (GS) M29 (GS) M42 (GS) M55 (GS) M68 (GS) M89 (R16) | – |
サンフランシスコ | M8 (GS) M20 (GS) M31 (GS) M44 (GS) M60 (GS) M81 (R32) | – |
シアトル | M16 (GS) M32 (GS) M52 (GS) M63 (GS) M82 (R32) | M94 (R16) |
トロント | M21 (GS) M33 (GS) M46 (GS) M62 (GS) M83 (R32) | M3 (GS) |
バンクーバー | M6 (GS) M27 (GS) M40 (GS) M51 (GS) M64 (GS) M85 (R32) | M96 (R16) |
サポーターチケット(ST:Suppoter Tickets)/ コンディショナルサポーターチケット(CST:Conditional Supporter Tickets)
STとCSTは、グループステージ組み合わせ決定後の販売で、自国の試合を申し込む場合のチケットです。TSTとは違ってどの国のチケットも申し込めるわけではなく、基本的に自国の試合のみ購入できるチケットとなっています。
STはグループステージ、CSTは決勝トーナメントのチケットが対象で、CSTの場合は自国のチームが敗退した場合は払い戻しされるようになっています。
カテゴリー・価格
基準価格のような価格表は発表されていないですが、FIFA公式サイトによると、カテゴリー1〜4の席種が設けられます。
- カテ1:最も高額な座席で、主に下層のピッチ近くの席。
- カテ2:カテ1よりは遠い2階席(下層または上層)
- カテ3:カテ2のより遠い上層エリア
- カテ4:カテ3よりさらに上層の最も手頃な価格のエリア
カテゴリー設定があるのは一つ安心材料かなと思います。アメリカのTicketmasterだと座席指定での販売が一般的で、隣の席でも値段が全然違ったりするので、少なくとも4段階の価格帯であるのは分かりやすいですよね。
座席マップのようなカテゴリー表は出ていませんが、サッカーの試合でよくあるロングサイドとゴール裏という区別よりは、アメリカ人の好みに合わせてピッチからの近さでカテゴリーが分けられるようです。
また、ロシア大会やカタール大会ではカテ4は現地在住ファン向けとして販売されましたが、アメリカやカナダで現地人を優遇する必要はないからか今回はそのような記載はなく、一般ファンでも購入可能です。
参考)前回大会のチケット価格はいくらだった?
今回はチケット価格表が公開されていないため、参考に前回大会の価格表を見てみましょう。(※1QR=40円で計算)
カテ1 | カテ2 | カテ3 | |
---|---|---|---|
開幕戦 | 90,000円 | 64,000円 | 44,000円 |
グループステージ | 32,000円 | 24,000円 | 10,000円 |
ラウンド16 | 40,000円 | 30,000円 | 14,000円 |
準々決勝 | 62,000円 | 42,000円 | 30,000円 |
準決勝 | 139,200円 | 96,000円 | 52,000円 |
3位決定戦 | 62,000円 | 44,000円 | 30,000円 |
決勝 | 234,000円 | 146,000円 | 88,000円 |
今回はダイナミックプライシングはもちろんですが、現地の物価も桁違いに高いので、より高額になるのは間違い無いでしょう。グループステージは最低60ドルからと言われていますが、おそらくカテ4の僅かな席だけではないでしょうか。これまでなら1〜2万円でグループステージやラウンド16でもチケットが買えましたが、倍近くにはなる覚悟はしておいた方がよさそうです。
クラブW杯のダイナミックプライシングは、試合直前に大幅に値段が下落して10ドル程度になった試合もあったので、正直どうなるか予想ができません。実際にチケット販売が始まったら、試合毎の価格設定も確認できると思うので、傾向を調べてみたいと思います。
座席位置はいつ決まる?主催者側で変更される可能性も?
チケットの座席は購入時はカテゴリーまでしか指定できず、大会が近づいた頃に割り当てられた座席情報が分かるようになります。
これ自体は過去大会も同様なのですが、FIFAのサイトを見ていて気になる記載があったので、念のためお伝えすると、「主催者側が、チケット購入後に座席の位置を変更することがありうる」と書かれています。
あくまで保険的な記載には見えますが、実際にクラブW杯では人気のないグループステージの試合で、上層の席のチケットを下層の席に観客をFIFA側が移動させたという事案がありました。配置される座席は同等か上位のカテゴリーになると書かれていますが、高い席を買った人からすると不公平感を抱くような話ですよね。
チケット購入制限
購入可能なチケット枚数制限
購入可能な枚数制限は1試合あたり4枚まで、大会全体では1世帯あたり40枚までとなっています。同一住所のアカウントは同一世帯とみなされ、個別チケットやTST、FST関係なく規定の枚数制限が適用されます。
前回大会は1試合6枚まで、大会全体で60枚までだったので、枚数制限は厳しくなりました。
もし5人以上で観戦したい場合は、おそらくGroup IDのようなもので紐づけて、隣り合った席に割り当ててもらえるような仕組みもあると思われます。
同一世帯の複数エントリーは禁止?
また、FIFA公式FAQで話題になっているのが、「同一世帯のアカウントから複数エントリーが確認できた場合、抽選申込を無効とする」という注意書きです。
家族で現地観戦する場合に、それぞれアカウント作って申込する場合も普通に考えられるのと、フリーフォーマットの住所で判定することになるので、どこまで厳密なルールかは不明です。
とはいえ規則は規則なので、もし家族にとエントリーしてもらってる場合は、代表者以外キャンセルしておくのが無難そうです。
同日の複数試合チケット購入は不可
また、同日に開催される複数の試合のチケットは購入不可で、メインの購入者であってもゲストとして割り当てられた場合であっても保有することはできません。
前回カタール開催の場合は会場同士が近く、大会ルールとしても同日ハシゴ観戦が可能でしたが、そもそも今大会は国土が広く移動を考えても厳しいので仕方ないでしょう。
受取はモバイルチケット。購入したチケットはいつ配布される?
今大会も前回大会同様、公式アプリによるモバイルチケットが導入されます。郵送での紙チケットはありません。
チケットの配布は2026年5月以降の予定になります。代表購入者は、チケット受取後に他の同伴者にチケット分配ができるようになります。
前回は大会終了後に紙の記念チケットの販売があったので、今回も導入されると嬉しいですね。
ホスピタリティチケットは販売中
ちなみに、VIP席やラウンジでの食事などの特典付きのホスピタリティチケットはすでに販売が開始しています。
シングルマッチホスピタリティの値段は数千ドル以上で、会場やラウンジの種類によって価格差があるです。一般販売でもグループステージなら十分チケットは手に入れられるので、余程お金の余裕がなければ選択肢に入れなくてよいかと思います。
アメリカ・カナダ・メキシコW杯現地観戦情報

最後に、北中米開催のFIFAワールドカップ現地観戦情報について。
チケット情報だけでなくアメリカやメキシコ、カナダでの現地観戦旅行に向けた細かい情報は僕もこれから調べていく予定ですが、同じように現地観戦を計画している方に役立つ情報も大会までに随時追記していく予定です!
実際に僕は2024年の年末年始はニューヨーク、フロリダへアメリカ旅行に、2025年夏にもW杯下見も兼ねてクラブワールドカップ決勝を現地観戦してきました。その際の実体験やこれまで32カ国50回以上海外旅行してきた経験を踏まえてお伝えできればと思ってます。
W杯現地観戦旅行の旅費はいくらかかる?

多くの方が気になるのは現地観戦旅行にかかる費用でしょう。チケット代だけでなく、航空券やホテル代、交通費、現地滞在費など必要です。1,2試合観戦の短期滞在で頑張って安く抑えたとしても30万円前後は掛かってしまうでしょう。
しかもアメリカの場合は物価が桁違いに高いので、旅費節約のコツも大会までにお伝えしていきたいと思ってます。
実際に僕が前回カタール大会7試合観戦した際にマイルなどを使って節約した旅費の金額は以下記事にまとめてるので、参考にしてみてください!
アメリカ入国にはESTA、カナダ入国にはeTAの事前申請が必要
アメリカ旅行の基本的な手続きとして、ESTA(ビザ免除ブログラム)の申請が事前に必要です。カナダも同様の申請でeTAというものがあり、メキシコのみなら日本のパスポートと航空券だけで入国できるようです。
ESTAの場合は費用は21ドル(2024年時点)で、一度承認されれれば2年間有効でなので有効期間内に再度渡米する場合は申請不要です。
申請手順などの詳細は、在日米国大使館公式サイトをご覧ください。
また、すでにESTA申請済みで2回目以降に渡米される方は、MPC(Mobile Passport Control)を申請しておくと入国審査の待機列を短縮できるので便利です。(※航空会社HPなどで渡米2回目が条件となっていましたが、特にそのような規約はなく初めてのアメリカ入国でも利用できるようです。)
日本からアメリカへの航空券について

日本からだと今回のワールドカップの開催都市の中では、やはり西海岸のロサンゼルス、シアトル、サンフランシスコ、バンクーバーは直行便も豊富でフライト時間も9〜10時間ほどなので行きやすいでしょう。JAL配下のLCCのZIPAIRもアメリカ行きの便を多く飛ばしています。
有償だとLCCや乗り継ぎ便で安くても往復10万円台前半、フルキャリアの直下便になると20万円台が相場だと思います。
僕はいつものようにマイルを使った特典航空券を発券予定で、実際に2024年の年末年始とクラブワールドカップでニューヨークに行ってきました。
JALマイルを使うと少し工夫するだけで、なんとたったの7千円でアメリカ往復することができます!詳細は以下の記事にまとめてるので参考にしてみてください。
まとめ

今回はFIFAワールドカップ2026を現地観戦するために押さえておきたい大会情報と、チケット購入方法、観戦計画全般についてまとめました。
最後に全体のチケット販売スケジュールをおさらいしておきましょう。最初のチケット抽選販売は2025年9月10日(水)から受付開始されます。
W杯2026の販売スケジュール
- 第1次Visa先行抽選販売
- 申込期間:9/10(水)24時〜9/19(金)24時
- 販売期間:10/1(水)〜10月末
- 申込手順:記事リンク
- 第2次先行抽選販売
- 申込期間:10/27(月)〜10/31(金)
- 販売期間:11月中旬〜12月上旬
- 第3次抽選販売
- 申込期間:12/5(金)組み合わせ抽選会後
- 公式リセール
- 販売期間:2025年内(未定)
- 最終先着販売
- 販売期間:大会直前頃(未定)
カタール大会と比べると移動距離が桁違いなのと初の48チーム制での大会になるのと、アメリカ開催によって販売形式が大きく変わる可能性も高く、チケット販売の流れなどうまく情報をキャッチアップしていく必要があります。現地観戦される方は、公式サイトの発表や当ブログの記事を参考にぜひチケット購入に挑戦してみてください。
実際にチケット販売の詳細が発表されたら、各販売フェーズ毎にチケット購入手順などをまとめていく予定ですので、興味ある方はブログやXをぜひチェックしてください!
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