カタールW杯の観戦チケットは手に入れた、ホテルも確保した、Hayya Cardも申請した。でもまだドーハ行きの航空券は取ってない…。そんな方も多いのではないでしょうか?
というのも、近頃の原油高やコロナ後の需要高、ウクライナ情勢など様々な影響もあってか2022年は航空券の価格が明らかに高騰しており、さらにW杯期間中に関しては特にドーハ入りの航空券が非常に高い値段に設定されているため、買い時の判断が難しくなっています。
一方、頼みのマイルを使った方法に関しても、カタール航空が特典航空券枠を封鎖しており、他航空会社でもドーハへの接続はルートが限られているため、何か打開策がないかと色々調べています。
そこで今回は、カタールまでのフライトについて、有償航空券の相場と今後の展望から、マイルを利用した攻略方法まで、今大会の航空券問題を考察したいと思います!
特にマイルについてはハードルは高いものの、今から始めても十分役立つ方法だと思います。あまり知られていていない情報まで詳しくまとめたので、まだマイルを貯めたことのない方もぜひこの機会に挑戦してみてください。
カタール行きの航空券が高騰中!現在の相場は?
まず、東京−ドーハ往復の航空券がいくらくらいか、Googleフライトで検索してみましょう。
(※下記値段は検索時点の情報ですので変更されている可能性もあります。実際にいくつかのフライトは値上げされているものもあるので、最新の情報はGoogleフライトやスカイスキャナーで確認してください)
カタール航空直行便の場合
- フライトスケジュール
- 往路:毎日
- 復路:毎日
日本から唯一ドーハまでの直行便を運航しているカタール航空。
カタール航空に関しては、明らかにワールドカップ期間中(11/21〜12/18)の料金が11月前半より10万円近く高く設定されていて、エコノミーで往復25万円前後かかることが分かります。
直行便というメリットはあるものの、このまま値段が変わらないとなると簡単には手が出しづらいですね。
その他航空会社乗り継ぎ便の場合
次に乗り継ぎ便の場合を見ていきましょう。今回はエティハド航空、スリランカ航空、フィリピン航空について調べてみます。
他にもイスタンブール経由やカイロ経由、ヨーロッパ経由もなくもないですが、移動時間が倍くらい必要で値段も高いため候補から除外します。
エティハド航空
- フライトスケジュール
- 往路:毎日
- 復路:毎日
やはり、候補筆頭はアブダビ経由のエティハド航空でしょうか。アブダビ–ドーハ間の本数も豊富で総移動時間も最短15時間程度です。アブダビからドーハは毎日6便往復していて、ワールドカップ期間中は8便まで増便する予定もあるとのこと。
最近までは20万以上していましたが、今見ると往復14万円台で買える日程がかなり増えている気がします。これでも高いですが、W杯期間中に限らず同じくらいの値段なので、今だとこれより下がるかどうかはなんとも言えません。
スリランカ航空
- フライトスケジュール
- 往路:月火金土日
- 復路:月水金土日
スリランカ航空は毎日運行しているわけではないですが、11万円前後で販売されるようになっています。ただし、帰りは乗り継ぎが悪く26時間も掛かってしまうので、値段重視の方でないとあまりお勧めできません。
フィリピン航空
- フライトスケジュール
- 往路:月水木金日
- 復路:月水木金日
フィリピン航空も日程によりますが、11万円〜14万円ほどで見つかる場合はあるものの、マニラ経由で20時間以上移動時間が掛かってしまう場合がほとんどです。
航空会社の質としても、評判の高い中東系のカタール航空やエティハド航空と比べるとやはりスリランカ航空やフィリピン航空はどうしても劣るので、中東に行くのに勿体無いなと思う方も多いのではないでしょうか。
あとは、エミレーツ航空のドバイ – ドーハ間の運行が再開するとかが仮にあれば、ドバイ経由でも行けるのになと思ったりもしています。
このように11万円でも安く見えますが、コロナ以前だとヨーロッパ往復航空券でも10万円以下で行けることがほとんどだったので、正直上記のような乗り継ぎ便でも感覚的には高いと感じてしまいます。
航空券の相場については、前回のロシアW杯の時を含む過去10回分のヨーロッパ往復航空券の値段や買い時を下記記事にまとめてるので、あまり個人手配で航空券を買ったことがないという方は参考に読んでみてください。
マイルを使った特典航空券のルートについて
では続いて、マイルで発券できるルートについて考えていきたいと思います。
前提:JALマイルやANAマイルでは良い航空券が見つからない…。
まず、僕を含め多くの方が所有している日系のJALマイルやANAマイルを使うことを考えた場合ですが、結論言うと全く効率いいルートが見つかりません。
JALマイルの場合
JALの場合、ワンワールドに加盟しているのでカタール航空の特典航空券を普通なら発券できるのですが、冒頭で書いた通りW杯期間中は一切発券不可の状態が今も続いているので、おそらく今後も不可能だと考えられます。
一応同じワンワールドのスリランカ航空は発券可能ですが、エコノミークラスで往復55,000マイル、ビジネスだと110,000マイルも必要になるため、非常にコスパが悪いです。ただ幸いなことに、原油高で高騰している燃油サーチャージ代がかかりません。
他には、独自提携しているエミレーツ航空の特典航空券が発券できるため、ビジネスクラスでも85000マイルのみで成田-ドバイを往復できます。しかも燃油サーチャージ代不要なので諸経費は1万円ほどと超お得です!
実は僕もドバイからは別で航空券買おうと思いこのルート押さえていたのですが、なんと搭乗時間1時間半だけのドバイ-ドーハ間が10万円以上もするため、この区間が値下がりしない限りキャンセルすることになりそうです…。エミレーツのビジネスクラス乗りたかったのですが残念です。
2022/10:追記
ドバイ-ドーハ間だとちょうどいい時間の便が高かったりして苦戦していたのですが、車で20分ほどの距離のシャールジャ国際空港からもカタール航空の便が出ていて、そちらは定価で往復8万円ほどでした。BAマイルのaviosで支払いができるので僕はaviosを一部使って合計6万円ほどの出費でドーハまでの往復便を確保することができました!
しかもさらに良いニュースで成田発着のエミレーツ便の機材が大型機A380に変更され、1-2-1配列のフルフラットシートで移動できることに…!有名なシャワールームはファースト専用ですが2階のバーラウンジはビジネスでも利用できるので、超豪華なフライトを満喫してこようと思います!
ANAマイルの場合
ANAマイルに関しては、アブダビを拠点とするエティハド航空と提携しているのものの、残念ながら成田 – アブダビ間のANAコードシェア便しか発券することができず、アブダビからドーハまでの特典航空券は取ることはできません。
よって、JALマイルでのエミレーツと同様にアブダビからの航空券高騰問題が発生してしまい、こちらもうまいルートは存在しません。
【打開策】マリオットポイントを貯めてアメリカン航空のAAマイルに交換し、エティハド航空の特典航空券を発券する!
ではここからが今回の記事の本題です。
以上のような経緯があり、「せっかくマイルを貯めても特典航空券でカタールW杯観戦は難しいか、、」と諦めかけたのですが、調べていくうちにある方法なら効率良く航空券を発券する方法を見つけたのです。
それは、「マリオットポイントを貯めてアメリカン航空のマイル(AAマイル)に交換し、アブダビ経由エティハド航空の特典航空券を発券する」という方法です!
…これだけ聞いてもよく分からないかもしれませんが、ある条件を達成できればまだ1マイルも持っていない方であっても、約5万円ほどの年会費でエコノミーはもちろん、エティハド航空のビジネスクラスで東京 – ドーハを往復することも可能になる、という画期的な方法となります。
余談ですが、ユナイテッドのスポンサーであるマリオットボンヴォイと、シティのメインスポンサーであるエティハド航空なので、どちらもマンチェスター勢のファンにとっては馴染みのある企業ですね。
特典航空券発券までの主な流れ
では、マリオットポイントを貯めて特典航空券を発券するまでの流れを説明します。
各工程の詳細は後述しますが、主な流れは以下の通りです。
- 紹介キャンペーンでマリオット・アメックス・プレミアムカード(旧SPGアメックス)を発行する
- 新規入会特典の決済条件を達成してボーナスポイントを獲得する
- マリオットポイントをアメリカン航空マイル(AAマイル)に交換する
- AAマイルでエティハド航空の特典航空券を発券する
ホテルや旅行好きの方なら旧SPGアメックスであるマリオット・アメックス・プレミアムカードを持っている方も多いでしょうし、ポイントも十分貯まっている方もであれば3番目の工程からでOKです。
マリオットアメックスは新規入会特典のボーナスポイントが豪華なことが有名で、まだマイルやポイントを貯めてない方でも紹介プログラム経由なら合計4万5千ポイントもらえるので、今からカード発行する方でも大量ポイントをゲットできます。
マリオット・アメックス・プレミアムカードを発行する
マリオット・アメックス・プレミアムカードは今年2月にSPGアメックスから大幅リニューアルしており、紹介プログラム限定の新規入会で合計4万5千ポイント獲得することができます。
マリオット・アメックス・プレミアムカードについて簡単に説明すると、外資系ホテルグループ「Marriot Bonvoy」が発行するカードで、発行するだけで上級会員になれたり、ホテル宿泊代に対して25%増量の1ドルあたり12.5ポイントが追加でもらえたりします。
普段のショッピング利用ではなんと100円=3ポイントという高還元率ではあるものの、年会費は49,500円という超高級ステータスのカード。
SPGカードのときよりも年会費が15000円アップしたので改悪感は否めないのですが、入会キャンペーンだけで1年目の49,500円の元は取ることも可能です!
このキャンペーンは既存カード保有者からの紹介限定で合計45,000ポイントを獲得できるというものです。(公式サイトから直接だと39,000ポイントなので、6,000ポイントも多くもらえます。)
ただ、ブログに直接紹介リンクを貼るのは禁止というルールになっているため、紹介希望の方はお問合せいただくか、下記入力フィームにメールアドレスを入力頂くと自動返信メールで紹介用URLをお送りします。
・メールアドレス入力欄(自動返信用)
[contact-form-7 id=”2311″ title=”マリオット・アメックス紹介”]紹介希望の方で、質問したい内容もあると言う方は当ブログの公式LINEからご連絡していただければと思います。
もちろんinstagramのDMや、PCメールの場合はお問い合わせフォームからでも対応可能です。
そして、このキャンペーンは紹介する側にも3万ポイントもらえるというメリットがあるので、もしカード発行してくださった方には、マイル交換から特典航空券発券までの質問・疑問点もできるだけ対応させて頂きます。
キャンペーンで獲得したポイントは今後のブログでの情報発信に役立たせて頂きたいと考えています。
新規入会特典の条件を達成してボーナスポイントを獲得する
で、紹介プログラムのポイント獲得条件なのですが、紹介経由で発行することに加えて30万円のカード決済が必要です。
必ずこの条件をよく理解してからカード発行するようにしてください。
紹介プログラム特典
新規入会ボーナスポイント
- 入会後3ヶ月以内に合計30万円以上利用:36,000ポイント
通常利用ポイント(100円 = 3ポイント)
- 30万円利用の場合:合計9000ポイント
ボーナスポイントと通常ポイント合わせて合計45,000ポイント
新規でカード発行すると利用額に応じて合計45,000ポイントを獲得できます!
3ヶ月以内に30万円決済する必要があるので若干ハードルは高いです。苦労せず達成できそうだという方なら紹介プログラム経由でカード発行を検討してみてください。
もしこの紹介プログラムを利用してみたいという方がいらっしゃれば、ぜひ当ブログ公式LINEを友達追加してご連絡ください!
マリオットポイントをアメリカン航空マイル(AAマイル)に交換する
そして、マリオットポイントが貯められた後の流れを説明すると、今回の場合はアメリカン航空のAAマイルに交換します。後でも詳しく説明しますが、AAマイルにはJALマイルやANAマイルにはないメリットがたくさんあるからです。
ここでマリオットポイントの価値について少し話をすると、ポイントを利用することでリッツカールトンやウェスティンホテルといったマリオットグループのホテルに無料で宿泊することができます。ホテル利用だと1ポイント=1円くらいの価値で使えることが多いです。
そして、航空会社のマイルへの交換用途が有効であることも非常に有名で、なんとJALやANAを含む世界40社以上の航空会社のマイレージに交換することができます。
交換レートは基本は「ポイント:マイル=3:1」ですが、60,000ポイント交換毎に5,000マイルもらえるので60,000ポイント=25,000マイルになります。
AAマイルでエティハド航空の特典航空券を発券する
次にAAマイルでの特典航空券発券方法ですが、エティハド航空特有でWEBサイトから検索しても表示されないため、電話での手続きが必要になるという点に注意してください。
航空券を発券するのにAAマイルはいくら必要か?
そして、航空券発券にあたってAAマイルがいくら必要になるかという点について。
アメリカン航空の場合、東京-ドーハ往復の場合は乗り継ぎ便であっても
- エコノミー:片道22,500マイル
- ビジネス:片道40,000マイル
となっています。
つまりエコノミー往復の場合は45,000マイル、ビジネス往復の場合は80,000マイルです。
片道ずつエコノミー、ビジネスといった組み合わせも可能で、その場合は往復62,500マイルになります。往復分マイルが足らないという場合は片道分だけ発券することもできます。
先ほどJALマイルのスリランカ経由の航空券がエコノミー55,000マイル、ビジネス110,000マイルと紹介したように、AAマイルのこの路線は他のマイルなどと比べても非常にレートが安いんですね。
普通に買ったら14.5万円するエティハド航空エコノミーが4.5万マイルで手に入るので、なんと1マイル=3円以上の価値にもなります。
そして、やはり最もマイルの価値が上がるのはビジネスクラスに交換した場合。仮にビジネスクラスの往復航空券を購入したとすると、、
なんと991,330円!!ほぼ100万円です…!つまり、たったの8万マイルで100万円のチケットに交換したということになり、1マイル=12円以上の価値に様変わりするんです。。
飛行機の上でコース料理を楽しめて、ベッドさながらのフルフラットシートで睡眠をとることができ、フライト前後にはラウンジで無料で食事ができる快適な空の旅…人生で1度は憧れのビジネスクラスに乗ってみたいですよね!
僕も2020年にANAのビジネスクラスでヨーロッパ旅行をしてきたので、ビジネスクラスの旅がどんなものか興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
僕自身もう一度あの体験をしたいという気持ちが強く残っており、コロナで海外旅行に行けなかった間もコツコツとマイルを貯めてきました。
もし仮にカタールワールドカップまでに間に合わなかったとしても、別の機会に海外旅行で利用できるのでマイルは貯めておいて絶対に損はありません。マリオットポイントからも交換可能なANAマイルの利用価値についても以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
マリオット・アメックス・プレミアムカードとAAマイルのメリットについて
ここまで、今回の打開策の流れを紹介してきましたが、その中で出てきたマリオット・アメックス・プレミアムカードとAAマイルにはメリットが他にもたくさんあります。
これらの価値もカード発行するか検討するのに参考になると思うので、ぜひよく調べて検討してみてください。
マリオット・アメックス・プレミアムカードおよびマリオットポイントのメリット
マリオットグループホテルの上級会員「ゴールドエリート」になれる
マリオット・アメックス・プレミアムカードを発行することで、ザ・リッツ・カールトンやウェスティン、シェラトン、エディションホテルといった名だたるホテルブランドが加盟しているMarriot Bonvoyグループホテルのゴールドエリート会員になることができます。
ゴールドエリート会員は通常25泊以上しないと取得できない資格なのですが、それがクレジットカードを発行するだけで与えられるのです。
主なメリットは
- 公式サイト予約で滞在毎に25%ボーナスポイント
- 空室状況に応じて無料アップグレード
- 14時までのレイトチェックアウト
- 宿泊時に500ポイント(または250ポイント)
- 会員限定料金での予約
など。
数年前は朝食無料やラウンジ特典などもあったようですが、今は一つ上のプラチナエリートにならないとないので、ゴールドエリートのためだけに発行するのは微妙かもしれません。
年間150万円利用で無料宿泊特典がもらえる
年間150万円カード利用すると、50000ポイント分のマリオットグループホテルの無料宿泊特典がもらえます。
SPGアメックスの時はカードを作るだけで無料宿泊特典がもらえたのでメリットと言えるか微妙ですが、今回の入会キャンペーンを達成すれば自動で来年の無料宿泊特典ももらえるということになります。
マリオットポイントはホテル予約でもお得に使える
マリオットポイントもちろんホテルのポイントなので、ホテル予約に使うのが一般的であり結構お得に使えることもあります。
例えば、今年5月に横浜みなとみらいに新オープンするウェスティンホテル横浜。
高級ホテルブランドなので、普通に泊まると土日で1部屋2名素泊まりで55,500円もします。
それがマリオットポイントで支払うと、40,000ポイントで宿泊することが可能に!
このように1ポイント=1円以上の価値で使える場合もホテルによってはあるので、ホテル予約も結構お得です。僕もせっかくアメックスカードを作ってポイントが貯まってきたので、横浜のウェスティンに泊まってみようとポイントを使って予約してみました。
ポイントの有効期限が実質無期限
マリオットポイントの有効期限は、最終ポイント獲得日から2年間となっています。
2年に1度でもクレジットカードを利用していればポイントが加算されて期限が延長されるので、有効期限は実質無期限であると言えるでしょう。なので有効期限が過ぎてしまってポイント失効してしまったという心配もほとんどいりません。
不足分のポイントを購入できる
普通ポイントってコツコツ貯めないとダメで買うことができないイメージですが、外資系のポイントやマイルだとお金で買うことができる場合があります。
マリオットポイントも実はお金で買うことができ、1000ポイント=12.5ドルのレートで買うことができます。
例えば、あと少しのポイントでホテル宿泊分に到達できるといった場合や、マイル交換のボーナス基準となる60,000ポイントまでの足りない分を買って補うといったことが可能になっています。
しかも、1〜2ヶ月にポイント購入セールも行われており、2022年3月にも40〜50%増量キャンペーンが行われていました。よって目標のポイントまで貯められるか不安といった場合も、ポイント購入セールをうまく活用することで達成しやすくなります。
家族や友人にポイント譲渡が可能
マリオットポイントは、以下の条件を満たせば移行手数料なしで他会員の口座に移行することが可能です。
- マリオット会員登録から60日以上経過していること
- 受取る側:年間500,000ポイントまで
- 渡す側:年間100,000ポイントまで
WEBサイトからは手続できず、電話での申し込みになりますが数時間で対応してもらえるようです。
これも家族や友人で協力してポイントを貯めてキリのいい額で利用したい場合に便利です。
空港ラウンジが利用可能
さらに、空港のカードラウンジを無料で使えることができ、マリオット・アメックス・プレミアムカードだと同伴者も1名まで一緒に無料で入れるところが多いです。(普通のゴールドカードだとカード会員のみの場合がほとんど)
また、アメックスラウンジという専用のラウンジがある空港もあるようで、僕が3月に行ったシドニーにもありました。その時はコロナの関係で閉鎖されていたため利用できなかったのですが、代わりにプラザプレミアムラウンジを利用することができました。
海外旅行保険やスマートフォン・プロテクションといったカード保険も充実
クレジットカードを保有するメリットの一つに保険があると思いますが、もちろん年会費の高いカードなので保険も充実しています。
海外でカード利用していれば海外旅行保険が適用でき、キャンセルプロテクションといった急な旅行のキャンセルで10万円保証というサービスもあります。
また、特徴的なのはスマートフォン・プロテクションというスマホ修理に使える保険で、年間最大3万円(自己負担1万円)まで、スマホの落下・水没による破損や故障の修理時に請求できます。ただし、購入後24ヶ月以内であることと、事故発生時点で直近3ヶ月分の通信量を対象カードで決済しているという条件があるので注意してください。
たまたま自分もスマホを落としてしまって修理に出すことになってしまったのですが、この保険のおかげで28000円の修理代が1万円の自己負担分だけで済ませることができました。
空港からの無料手荷物宅配サービス
細かいもので言うと、海外からの帰国時に、羽田・成田・関空・セントレアから自宅までの手荷物無料宅配サービスを利用できます。
僕も学生時代にセゾンブルーアメリカンエキスプレスカードを保有していた時にこのサービスをよく利用していましたが、海外から帰国した際にスーツケースを無料で配送してくれるので非常に重宝していました。
自宅から空港が遠いといった場合にはこれも非常に嬉しいサービスです。
AAマイルのメリット
アメリカン航空のAAマイルについても、日系のマイルと違ったメリットと特徴がいくつかあるのでこちらも紹介します。
特典航空券のキャンセルや変更が無料
AAマイルで発券した特典航空券は出発前であれば無料でキャンセルや旅程変更することができます。
ANAマイルの場合は3000マイル、JALマイルだと3000円程度の払い戻し手数料がかかりますが、AAマイルの場合は手数料も一切かかりません!
これは特典航空券のかなり大きなメリットで、今まで最安の返金不可のエコノミーの航空券代と比較してマイルの価値を説明してきましたが、キャンセル可・変更可のプランの場合を考慮するとよりマイルの価値が高くなるというわけです。
今回のワールドカップの場合でも、仕事の予定や直前に買えた試合のチケット次第で旅程を変える可能性がある場合には非常に便利です。もちろんコロナの状況などもあるのでいつでもキャンセルできるという安心感は大きいです。
燃油サーチャージが無料
AAマイルをはじめとするアメリカの航空会社マイレージの大きな特徴として、燃油サーチャージ代が不要で、支払う料金は数千円の税金だけです。(ブリティッシュ・エアウェイズとイベリア航空を除く)
実はJALやANAマイルだと、航空券代はマイルで払えても燃油サーチャージ代は別途料金が発生します。特に今の時期は燃油サーチャージがここ数年で最も高く、僕が3月にシドニーに行った時でもマイルを使ったのに燃油サーチャージ代だけで38,000円もかかりました…。
特典航空券は燃油サーチャージがかかるのが当たり前だと思っていたので、無料になる航空会社があると知った時はかなり衝撃でした。
有効期限が実質無期限
さらに、AAマイルもポイント交換などで加算されるたびに有効期限が2年延長されるので、マリオットポイントと同様に実質無期限と考えて良いです。
ANAマイルやJALマイルだと3年の有効期限の間に使い切れない方も多いので、AAマイルなら期限を気にせずに貯めることができます。
マイルの購入が可能
そして、AAマイルもマリオットポイントと同様にお金で不足分のマイルを買うことが可能です。
最低2000マイルから購入可能でマイル数によってレートが異なりますが、5000マイル〜45000マイル以上だと20%OFFになり、5000マイル=150.15ドルで購入できます。
もちろんマイル購入だけで特典航空券を発券してもコスパは良くないので、こちらも不足分を補うときにうまく利用すると良いと思います。
家族や友人の特典航空券を発券でき、マイルも譲渡できる
そして、AAマイルは本人分の航空券だけでなく、家族に限らず友人の航空券も発券することができます。
日系のマイルだと会員の2親等以内の親族や配偶者しか使うことができないので、これも外資系のマイルの魅力の一つです。
また、手数料はかかりますが、マイルを家族や友人のマイレージ口座に移行するといったことも可能です。
スリランカ航空も少ないマイル数で発券可能
JALマイルで発券できるとお伝えしたスリランカ航空についても、ワンワールドに加盟しているのでAAマイルで発券することができます。
しかもマイル数はエティハドと同じエコノミー片道22,500マイル、ビジネス片道40,000マイル。
また、カタール航空が仮に特典航空券枠を開放した場合も、AAマイルで同じマイル数で発券できるので、ドーハに行くのに様々な選択肢を持っている有効なマイルであると言えます。
マリオットカードやAAマイルのデメリットは?
ここまでメリットばかり並べてきましたが、最後にデメリットについてもいくつかお伝えしておきます。
年会費が49,500円と超高い
やはり最大のデメリットは年会費が49500円もするという点。
入会特典でビジネスクラス航空券に相当するマイルがもらえるチャンスがあるとはいえ、使う予定が今後なければ2年目以降は解約も考えた方が良いでしょう。
年間150万円決済で50,000ポイント分の無料宿泊特典ももらえるので、毎年150万円決済できるようであれば2年目以降も継続するのもアリだと思います。さらに年間400万円決済できるという方は次年度にプラチナエリート会員資格をゲットできるという特典もあります。
AAマイルについての情報が少ない
やはり日系のマイルに比べると、AAマイルについて紹介しているブログは少ないため、日本語の記事で情報を収集するのが少し大変です。
例えば、キャンセル料は今まで150ドル必要だったのが2020年から無料に更新されていたり、出発20日前以降に発券する場合に必要だった緊急発券手数料も無料化されていて、少し古い記事だとこういった情報が書いてなかったりします。
最新の情報はアメリカン航空の公式サイトで確認するようにしてください。
特典航空券は空席に限りがある
これはAAマイルに限らずどの航空会社のマイレージにも共通して言えることですが、特典航空券は数席の枠しか用意されていないため、空席がなくなる可能性も高いです。
今のところまだ空席はありますが、せっかくマイルを貯めたのに希望のフライトが取れない、というリスクもあるということを十分理解しておくようにしてください。
ワンワールドはヨーロッパ路線に弱い
アメリカン航空はワンワールドに加盟しており、やはりスターアライアンスと比較するとヨーロッパ路線には弱いなと思ってしまいます。
なので、来年とかにヨーロッパサッカー観戦に使えるかというと、あまりお得な使い方はできないかもしれません。
AAマイルでエティハド航空の特典航空券は電話でのみ発券可能
AAマイルの特典航空券はネットやアプリでも検索できるのですが、なぜかエティハド航空の東京発着フライトは検索結果に表示されません。
なので、すでに空席がないのかなと思っていたのですが、電話で問い合わせてみたところサイトだと表示されない路線があるようで、アブダビ経由の東京-ドーハ間の路線も電話なら発券可能ということでした。2022年4月現在だと、W杯期間中の日程でも私が予定しているスケジュールではエコノミー・ビジネス共に空席があることを確認しています。
ちなみに日本語デスクの電話番号はこちらになります。
- 電話番号:+1-800-237-0027
- 営業時間:24時間
- 言語:日本語
日曜の昼頃でもすぐに繋がりましたし、アメリカのトールフローダイヤルなのでSkypeを使えば無料で電話することができます。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、W杯期間中のドーハ行き航空券の相場と、マイルを使った場合のおすすめのルート、さらにマリオット・アメックス・プレミアムカードの新規入会キャンペーンを利用したお得な方法まで詳しく解説しました。
2022年4月時点のドーハ往復航空券の相場としては、乗り継ぎ便で約11万円〜15万円程度、直行便だと25万円以上はするため、エコノミークラスでこの値段はやはり高いと思います。
キャンセル無料で日程変更も可能な特典航空券については、やや難易度は高く上級者向けであるものの、マリオットポイントとAAマイルを活用した方法が今のところ最適解ではないかと考えています。
もしこの記事を読んでマリオット・アメックス・プレミアムカードを発行してみようと思った方は、下記入力フォームにメールアドレスを送信して頂くか、当ブログの公式LINEからご連絡していただければ紹介リンクをお送りします!
・メールアドレス入力欄(自動返信用)
[contact-form-7 id=”2311″ title=”マリオット・アメックス紹介”]instagramのDMや、PCメールの場合はお問い合わせフォームからでも対応可能ですので、ぜひ検討してみてください。
2022/06/05:追記
カタール航空より日帰り観戦者向けのマッチデー・シャトルというサービスが発表されました。
利用される方は限られると思いますが、1日しか試合観戦しないという方には便利なサービスだと思うので詳細は下記記事を参考にしてみてください。