2025年7月、クラブワールドカップ決勝を現地観戦するために、弾丸でニューヨーク旅行に行ってきました!
気になるニューヨークまでの航空券に掛かった費用はなんとたったの往復7千円!実はマイルを上手く使えば、ほとんどお金を掛けずアメリカ旅行に行くことができます。
「マイルなんて貯めてないし難しそう・・」と思うかもしれませんが、今回一緒に行った友人4人全員同じ方法で航空券を取ることができたので、正直やり方さえ分かれば誰でも実現できる方法です。
そこで今回は、7,000円でアメリカ往復するには、どれくらいマイルが必要で、どのように使うのか詳しくお伝えします。来年は北中米ワールドカップも開催されるので、アメリカ旅行に行きたい方はぜひこの記事の方法を真似してみてください。
アメリカ往復に必要なマイル数と燃油サーチャージについて

まず、アメリカまでマイルで行こうとした場合、アメリカ直行便だと以下の方法が挙げられます。
- JALマイルで
- JAL国際線特典航空券を発券
- 提携航空会社特典航空券(=アメリカン航空)を発券
- ANAマイルで
- ANA国際線特典航空券を発券
- 提携航空会社特典航空券(=ユナイテッド航空)を発券
JALはアメリカン航空と同じワンワールド、ANAはユナイテッド航空と同じスターアライアンスに加盟しており、自社便だけでなく同じアライアンスの提携航空会社の特典航空券も発券することもできます。
理由は後述しますが、結論から言うと今回紹介するおすすめの方法は、JALマイルでアメリカン航空券の特典航空券を発券する方法になります。
必要マイル数の比較
2025年8月現在、東京-ニューヨーク往復にかかるエコノミークラス必要マイル数は以下の通りで、あまり大差はありません。(ANAはレギュラーシーズン、JALは基本マイルの場合)
航空会社 | 必要マイル数 |
---|---|
JAL | 54,000 JALマイル |
アメリカン航空 | 55,000 JALマイル |
ANA | 50,000 ANAマイル |
ユナイテッド航空 | 50,000 ANAマイル |
JALやANAのマイルは最近改悪続いているものの、エコノミーはまだまだ少ないマイル数で使えます。最近はニューヨーク直行便で行こうとしたら、20〜30万円くらいはするので1マイル4〜5円近くの価値で使えますね。
ちなみに後ほど説明しますが、今回紹介するアメリカン航空の場合は距離制になるので、東京-ロサンゼルス往復だと50,000マイルで少しマイル数的にも抑えることが可能です。
唯一燃油サーチャージがかからないのが「アメリカン航空」
必要マイル数的にはアメリカン航空がお得というわけではないですが、実は先ほどの4つの航空会社の中で唯一、燃油サーチャージ不要で発券可能なのがアメリカン航空です。これがJALマイルでJAL便ではなく、アメリカン航空便を選ぶ最大の理由の一つです。
実際に検索画面で見てみましょう。例えば、JAL特典航空券で往復しようとした場合、54,000マイルと別で燃油サーチャージや空港税など57,300円が別途発生します。(2025年8月現在)

一方、JAL提携航空会社のアメリカン航空で検索すると・・・

このように、燃油サーチャージ不要なため、諸費用はたったの7,440円しかかかりません!片道で考えたら3,720円なので、ちょっと電車で遠出するくらいの交通費ですよね(笑)
もちろんJALの方がフライトは快適ではあるとは思いますが、アメリカン航空もフルサービスキャリアなので当然機内食も出ますし、預け荷物も無料です。
もし5万円も価格差があることを知らずにJAL便で取ってしまうと、金額的にはかなり損なのでご注意ください。しかも燃油サーチャージは2ヶ月に1度変動するので、時期によってはさらに高くなる場合もあります。
特典航空券の取りやすさと発券のコツ
燃油サーチャージが安いとはいえ、特典航空券が取れなければ意味ないですよね。ただ安心してください、アメリカン航空はかなり特典枠が豊富な航空会社の一つです。
アメリカン航空は特典航空券が豊富。7席は開放枠あり
アメリカン航空は特典航空券めちゃくちゃ豊富で、開放タイミングは不定期なのですが7枠くらいは常時開放してくれています。
最近はANAやJALだと特典航空券は争奪戦で、空席探すのも大変だったりするので、これもアメリカン航空がおすすめな理由の一つです。実際に今回も適当に検索して一発でヒットしました。検索時から1ヶ月後のフライトですがちゃんと空席も7枠あります。

ただ1点だけデメリットとして、アメリカン航空のビジネスクラスになると基本的に空席はありません。冬のオフシーズンは空席余っている場合に1週間前くらいに開放してくれることもありますが、滅多にないと考えていた方が良いと思います。
必要マイルは距離制。片道発券はコスパ悪いので注意
JALマイルの提携航空会社特典航空券は、以下のように飛行総距離で必要マイル数が決まります。
総旅程距離(マイル) | 必要マイル数 |
---|---|
1 – 1,000 | 12,000 |
1,001 – 2,000 | 15,000 |
2,001 – 4,000 | 23,000 |
4,001 – 6,000 | 37,000 |
6,001 – 8,000 | 45,000 |
8,001 – 10,000 | 47,000 |
10,001 – 12,000 | 50,000 |
12,001 – 14,000 | 55,000 |
14,001 – 20,000 | 70,000 |
アメリカン航空の日本路線だと以下必要マイルになり、片道発券も可能ですがチャート的に往復と比べるとコストパフォーマンスが悪いです。
路線 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
羽田-ロサンゼルス | 37,000 JALマイル | 50,000 JALマイル |
羽田-ダラス | 45,000 JALマイル | 55,000 JALマイル |
羽田-ニューヨーク | 45,000 JALマイル | 55,000 JALマイル |
よって、発券するときは往復まとめて予約するようにしましょう。
逆に言うと距離が伸びるほどお得感は増すので、応用すればアメリカン国内線を加えても必要マイル数が変わらずに周遊できるようなルートを組むことが工夫次第で可能です。
日程変更も無料。取消手数料も3,000円のみ。
また、アメリカン航空の提携航空会社特典航空券は、日程変更も完全無料です。(為替変動による諸費用の差額発生する場合はあり)
実はJAL国際線特典航空券だと変更不可なので、自由に日程変更できるのはかなり大きなメリットだと思います。
日程変更をうまく使えば、片道だけ空席が見つかった場合に、一旦往路は確保して復路は仮の日程で押さえておくこともできます。先ほど説明した通り片道発券だと必要マイル数的にレート悪いので、この方法はかなり有効です。実際に僕もこの方法で先に復路だけ押さえて、後で往路に日を変更して、航空券を希望の日程で確保することができました。
例として、僕が2025年のクラブワールドカップの時に発券した流れで言うと、
- 3月中旬:復路の空席が出たので、往路を仮の6/19発、復路は希望の7/14で発券
- 5月下旬:往路も空席が出たので、往路を7/11発に変更
のような流れでした。このように工夫すると往復発券縛りでも希望通りの日程を確保しやすいです。
空席確認はアメリカン航空アプリが便利でおすすめ


空席を探す時のコツとして少し実践的な話になりますが、空き状況を調べるときはJALよりもアメリカン航空のアプリがおすすめです。
アプリをダウンロードすれば、アカウント作成も不要で航空券の空席状況を検索できます。やり方は「Book」から「Redeem miles」にチェックして検索するだけ。日本-アメリカ路線はAAマイルだとエコノミー片道35,000マイルが基本マイル数なので、「35k」と表示されてればJALマイルでも予約可能です。
JALをよく利用する方ならご存知だと思いますが、JALのサイトやアプリってかなり使いづらくて検索するだけでもめちゃくちゃ時間がかかるんですよね。アメリカン航空のアプリなら複数日付も簡単に調べられて便利です。
もちろん予約するときはJALのサイトから予約するので、空席が見つかったらJALのサイトで同じ日程で検索して予約するようにしましょう。
事前座席指定も無料だが、有料席が多めなので注意

航空券を確保できたら座席指定も事前にしておきましょう。もちろん座席指定も無料ですが、アメリカン航空は前方の足元広めの席や通路側の席などを有料で出しているので、結構選択肢は限られています。
アメリカン航空のサイトで予約番号を入力すれば有料席に変更できますが、座席指定料も100ドル前後するので、最前列の非常口席とかでない限りそこまで足元広いようには見えなかったので、正直コスパは悪いかなと思います。
JALマイルを5万マイル貯めるには?
ここまでJALマイルでアメリカン航空の航空券を発見する方法をお伝えしました。
しかし「JALマイルをどうやって5万マイルも貯めるの?」と思われるかもしれませんが、意外と誰でも半年くらいあれば十分貯められるやり方があります。ここで紹介するJALマイルを貯めるのに有名な2つの方法を使えば、特に高額なカード決済や飛行機に何度も乗る必要もありません!
①ポイントサイト「モッピー」で貯めたポイントを交換

まず、陸マイラーが飛行機に乗らずにマイルを貯める王道の方法が、ポイントサイトで貯めたポイントをマイルに交換する方法です。実際に僕もポイントサイトやクレジットカードの入会キャンペーンだけで毎年ビジネスクラスに乗れています。
そして、JALマイルを貯めるのに一番おすすめのポイントサイトは「モッピー」で、唯一80%の高還元レート(通常は50%)で ポイントをJALマイルに交換することができます。

ポイントサイトとは、インターネット上のサービスをサイト経由で利用するだけで広告料としてポイントがもらえるサービスです。
例えばJALマイルを貯めるのに必須のJALカード発行や、U-NEXTなどの動画配信サービス、証券会社口座開設など普段の生活で利用するようなサービスを経由するだけで数千〜数万のポイントを貯めることが可能です。
ポイントサイトの案件例
- JALカード発行:1万ポイント前後
- U-NEXT加入:2千ポイント前後
- ディズニー+加入:5千ポイント前後
- エポスカード:1万ポイント前後
- SBI証券開設:2万ポイント前後
- 楽天カード:1万ポイント前後
- 楽天証券開設:1万ポイント前後
モッピーは無料で登録できて、今なら以下リンクから登録すると条件達成で2,000Pボーナスでもらえるキャンペーンも実施中です。JALマイルを貯めたい方は登録してみてください。
PontaのJALマイル交換レートアップキャンペーンで60%で交換

もう一つのお得なポイント交換の方法としては、Pontaポイントを経由して交換する方法です。
Pontaは2〜3ヶ月に1回くらいのペースで、JALマイルに20%レートアップ(交換率50%→60%)するキャンペーンを不定期で行なっています。しかもこのキャンペーンは交換上限がないので、余ったポイントを一気に交換することが可能です。JALマイルへの反映日数も早いのでおすすめ。
先ほどのモッピーのポイントもドットマネーというサイト経由でPontaに1対1で手数料無料で交換できるので、別にPontaポイントを直接貯める必要はありません。
上記の方法を組み合わせれば、3ヶ月〜半年くらいあれば誰でもアメリカ往復分のマイルを貯めることができるはずです!
実際に乗ってみた!アメリカン航空エコノミークラス搭乗レポート

最後に、実際にアメリカン航空のエコノミークラスでニューヨーク往復してきたので、簡単に機内の様子を写真でお伝えします。
座席シート
今回搭乗した羽田-ニューヨーク便は、機材はボーイング787-9で、エコノミークラスは3-3-3配列。


機材自体が横幅狭めなのもあって、シートピッチや席幅は若干狭いなという印象でした。リクライニングも結構きつめだったので、普段JALに乗り慣れてる方や体が大きい方からすると少ししんどいかもしれません。
モニターはUSBポートはあるものの反応せず、モバイルバッテリーを使って充電してました。
機内食とドリンク
機内食は離陸後、軽食、着陸前の3回食事が配られました。アメリカの航空会社なのであまり期待してなかったのですが、どれも普通に美味しかったです。

あとビールはグースアイランドのIPAがめちゃくちゃ美味しくて、毎回このビールを頼んでました。

総合して、ニューヨークまで直行便でマイルで格安で乗れたことを考えると大満足のフライトでした。
また、行きも帰りも2、3名は日本人CAさんもいたので、英語が苦手な方も安心かなと思います。あと余談ですが、たまたま僕の便はYouTubeもやられてる日本人CAの方がアテンドしてくれていました(笑)
まとめ

今回はJALマイルを使ってたったの7千円でニューヨーク往復してきた方法について紹介しました。
7千円って新幹線での国内旅行より安いくらいなので、この方法はマイルの威力を存分に感じられると思います。特にアメリカは物価が高いので、7千円で往復できるなら、アメリカ旅行のハードルもかなり下がるのではないでしょうか。
2026年はワールドカップもアメリカで開催されるので、まだマイルを貯めていない方もぜひJALマイルを貯めて挑戦してみてください!
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