【サッカー界の3つの個人賞】バロンドール・FIFA最優秀選手賞・UEFA欧州最優秀選手賞の違いをまとめてみた

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1年で最も活躍した選手を表彰する個人賞といえばバロンドール(Ballon d’Or)が有名ですよね。

しかし、サッカー界には他にも『FIFA最優秀選手賞』『UEFA欧州最優秀選手賞』といった個人賞が複数存在します。3つもあるのでこれらの賞の違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

自分も「この前までFIFAバロンドールじゃなかったっけ」とか「バロンドールと他の賞の違いってなんだ?」といくつかあやふやになっていたので、これらのサッカー界の3つの個人賞について調べてみました!

サッカー界における”3つ”の個人賞の歴史

サッカー界には、バロンドール/FIFA最優秀選手賞/UEFA欧州最優秀選手賞の3つの個人賞があります。まずはこれらの賞の歴史を遡ってみましょう。

最も歴史が古く、サッカー界で最も権威のある賞と言われる「バロンドール」は1956年にフランスのサッカー専門誌によって設立されました。一方で「FIFA最優秀選手賞」は、1991年に国際サッカー連盟FIFAが創設した賞です。

そして、2010年にこれらの2つの賞が統合され「FIFAバロンドール」という賞が生まれます。これにより、選考方法がバロンドールのジャーナリストによる投票方式と、FIFA最優秀選手賞の選手・監督による投票方式を統合した方式になりました。

しかし、この新しい賞の選考基準に不満を示した元UEFA会長のミシェル・プラティニによって、以前のバロンドールの選考基準を引き継ぐ形でその翌年である2011年に生まれたもう一つの賞が「UEFA欧州最優秀選手賞」。

その後、FIFAバロンドールは6年間の提携契約を終え、2016年からはそれぞれの賞が再び独自表彰する形に変わってしまいます。

以上のような流れがあって現在では、バロンドール・FIFA最優秀選手賞・UEFA欧州最優秀選手の3つの個人賞が共存しているというわけです。

各個人賞の選考基準・投票形式について

バロンドール

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バロンドール(Ballon d’Or)は、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」が1956年に設立したサッカー界で最も歴史と権威のある賞

2010年以降の受賞者一覧
  • 2010年:リオネル・メッシ
  • 2011年:リオネル・メッシ
  • 2012年:リオネル・メッシ
  • 2013年:C・ロナウド
  • 2014年:C・ロナウド
  • 2015年:リオネル・メッシ
  • 2016年:C・ロナウド
  • 2017年:C・ロナウド
  • 2018年:ルカ・モドリッチ
  • 2019年:リオネル・メッシ
  • 2020年:中止
  • 2021年:リオネル・メッシ
  • 2022年:カリム・ベンゼマ

二大スタープレイヤーであるメッシが7度、C・ロナウドが5度それぞれ授賞しています。

フランス語で“黄金の球”を意味する名の通り、ボールの形をした黄金のトロフィーでお馴染みですね。

フランス・フットボール紙については、こちらの記事でも軽く紹介しました↓

選考方法は、フランス・フットボールが選定したジャーナリストによる投票形式。事前に発表されている最終候補選手リストの中から最優秀選手が決定します。以前は欧州クラブに所属する選手の中から候補選手を選んでいましたが、現在は全世界のプロサッカー選手が対象になっています。

以前まではカレンダー上の1年間で最も活躍した選手の中からバロンドールを受賞する選手が選定していましたが、2023年からはシーズンと同じ前年8月からの1年間を対象とすると変更されることが決まっています。

2023年は9月に30名の最終候補選手リストが発表され、10月30日に受賞者が決定します。

これまでは対象とする期間が他の賞との大きな違いの一つでもあったのですが、この変更によって差が出づらくなるかもしれませんね。

一方で選手や監督ではなくジャーナリストによる投票(2023年よりFIFAランキング上位100カ国のメディア)という形式である点は、他の賞よりも客観的な評価になるというのも信頼されている理由であると言えるでしょう。

FIFA最優秀選手賞

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FIFA最優秀選手賞は、FIFA加盟国の代表チームの監督とキャプテンの投票によって決定されます。よく「誰々があの選手に投票した」とかで話題になる賞です。

過去の受賞者一覧
  • 2016年:C・ロナウド
  • 2017年:C・ロナウド
  • 2018年:ルカ・モドリッチ
  • 2019年:リオネル・メッシ
  • 2020年:ロベルト・レヴァンドフスキ
  • 2021年:ロベルト・レヴァンドフスキ
  • 2022年:リオネル・メッシ

投票方法は、事前にFIFAが発表した10名の候補リストの中から、投票者がそのシーズンに活躍したと思う選手を1位〜3位まで選びます。それぞれ1位=5ポイント、2位=3ポイント、3位=1ポイントが与えられ、合計ポイントが最も高い選手がFIFA最優秀選手賞を獲得します。

この賞は選手や監督が投票するため、どうしても投票者がクラブや代表のチームメイトを選ぶ傾向になってしまうため、正当な評価になるのかと議論されることも多いです。

2023年については対象期間を2022年12月19日〜2023年8月20日までとしています。カタールW杯については前回だったので欧州3冠を達成したマンチェスター・シティ勢が有力かと思われます。

UEFA欧州最優秀選手賞

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UEFA欧州最優秀選手賞はヨーロッパのクラブに所属する選手の中からシーズンを通して最も活躍した選手に送られる賞です。表彰は8月末のCLグループステージ抽選会の際に行われます。

2023年は昨シーズン3冠を達成したシティからハーランドが受賞しました。

過去の受賞者一覧
  • 2011年:リオネル・メッシ
  • 2012年:イニエスタ
  • 2013年:フランク・リベリー
  • 2014年:C・ロナウド
  • 2015年:リオネル・メッシ
  • 2016年:C・ロナウド
  • 2017年:C・ロナウド
  • 2018年:ルカ・モドリッチ
  • 2019年:ファン・ダイク
  • 2020年:ロベルト・レヴァンドフスキ
  • 2021年:ジョルジーニョ
  • 2022年:カリム・ベンゼマ
  • 2023年:アーリング・ハーランド

バロンドールに倣って設立された賞なので、バロンドールと同じようにジャーナリストの投票によって決定されます。また、2018年以降はそれに加えて、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグに出場した80クラブの監督も投票に参加するようになりました。

この賞はメッシとロナウド以外にも幅広く多くの選手が受賞している傾向にあり、2012年にイニエスタ、2013年にはリベリー、2018年はバロンドールも受賞したモドリッチ、そして2019年はファン・ダイクが受賞しています。そして2020年は、レヴァンドフスキが自身初の個人タイトルを獲得しました。

UEFAなんでチャンピオンズリーグの活躍によって決まると思われがちですが、リーグ戦や代表戦での活躍なども含めて評価されることになっています。

まとめ

今回はサッカー界の3つの個人賞、バロンドール・FIFA最優秀選手賞・UEFA欧州最優秀選手賞について調べてみました。

それぞれの個人賞について2023年時点の基準や特徴をまとめると以下のようになります。

  • バロンドール:サッカー界で最も歴史のある賞。ジャーナリストによる投票に決まり、30名の候補選手リストの中からシーズンで最も活躍した選手を表彰。
  • FIFA最優秀選手賞:FIFA加盟国の代表監督と主将の投票によって決まり、10名の候補リストの中からそのシーズンで最も活躍した選手に送られる賞。
  • UEFA欧州最優秀選手賞:バロンドールがFIFAと提携した際に新しく作られた賞で、ジャーナリストとCL・ELに出場した監督の投票によって決まる。8月末のCLグループステージ抽選会で表彰。

FIFAバロンドール時代は、バロンドールとFIFA最優秀選手賞の選考方法が統合されていたので、二つの賞の違いが混同するようになってしまったみたいです。

2023年のバロンドールはC・ロナウドが2024年以降初めて30名のノミネートからも漏れたことでも話題になりましたが、やはりカタールW杯で活躍したメッシか、ハーランドら3冠達成したシティ勢からの選出が有力なのではないでしょうか。今回も激しい争いになりそうなので楽しみです。