ビジネスクラスでヨーロッパ周遊旅行…。そんな学生にとっては夢のような旅に行ってきます!
普通に買ったら超高額なビジネスクラスの航空券ですが、マイルを使えば燃油サーチャージ代しか掛からないので学生の僕でも超格安で購入できてしまうのです。
そこで今回は、僕がビジネスクラスでどのようなヨーロッパ旅行プランは立て、いくらで購入したのかご紹介しようと思います!
さらに、ビジネスクラスでヨーロッパ旅行に行くだけのマイルをどうやって貯めるのかという話も記事の最後にお伝えします。
実際に発券したヨーロッパ旅行のプランは?
では早速、僕が実際にANAマイルで発券した航空券がこちら!
ご覧のように、全てビジネスクラスで計6回のフライトとなっています。
まずはスイス航空で最初の目的地マンチェスターへ、一度リスボンまではLCCなど別の交通手段で移動してからロンドンに戻ります。帰りは南フランス・マルセイユからターキッシュエアラインズに乗ってイスタンブールで1泊し、翌日夕方アシアナ航空で帰国するという流れです。
我ながらなかなか破天荒な旅程プランですが、マイルを使えばたったの4万5千円でビジネスクラスに乗ってヨーロッパ周遊できちゃうんです!普通に買ったらエコノミーでも日本と往復するだけで8万円くらいは掛かるので本当格安すぎる…!
なんでこのようなルートにしたかというと、サッカー観戦する週末のリーグ戦は決定しているんですが、チャンピオンズリーグがどこで行われるか未定なので試合日程次第でいつでも移動できるようにしました。
普段だったらCLの決勝トーナメントの組み合わせが決定してから旅程を組んでるのですが、ビジネスクラスの特典航空券だと数ヶ月前でも枠が埋まってしまうのでとりあえず日本からの往復分だけでも発券することに。もし変更したくなっても、マイルで予約していればいつでもキャンセルできてしまうというのも特典航空券のメリットです。
マイルの価値は?もしビジネスクラスの航空券を普通に購入したらいくらになるのか調べてみた
では、もし普通にANAのサイトからビジネスクラスの航空券を購入しようとしたら一体いくらするんでしょうか…?
実際に検索してみた結果がこちらです。
なんと、燃油サーチャージ代も含めると100万円を超えてしまいました!ただし、特典航空券の枠と販売枠が別なので自分と全く同じ便が予約できず、乗り継ぎの回数も増えています。
つまり今回の場合だと、航空券代の97万3千円を95000マイルで発券できたことになります。やはりビジネスクラスともなるとマイルの価値も10円以上と格段に違いますね。しかもマイル自体もタダ同然で手に入れたものなので本当お得すぎます。
やっぱり旅行好きなら絶対にマイルは貯めるべきです!
ヨーロッパ行きのANA提携航空会社特典航空券の発券条件
ここで一旦、ANAマイルでヨーロッパ周遊旅行を計画している方のためにANA提携航空会社(スターアライアンス)特典航空券の発券条件について簡単に整理します。
目的地を全エリアにすると条件が結構ややこしくなるので、ここでは目的地がヨーロッパ大陸である場合としましょう。
僕の旅程では何度も移動していますが、もちろん自由に何度も飛行機に乗れるわけではなく、航空券的には日本からヨーロッパまでの往復となっていて途中で複数都市を乗り継いでいるだけです。
実はANAの特典航空券は、以下の条件を満たせば僕のように乗り継ぎ地を複数組み込むことができます。重要な条件は以下の3点。
- オープンジョー:同一エリア(ヨーロッパ)内であれば、往路到着地と復路出発地が異なる都市でもよい。
- 途中降機(24時間を超える滞在):日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能(※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれる。)
- 乗り換え(24時間以内の乗り継ぎ):日本国内で往路・復路各2回まで可能。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能(※目的地は乗り換えの回数に含まない。地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回の乗り換えとなる。)
はっきり言ってすぐに理解するのは難しいです。例えばですが、
- 往路
- 東京→フランクフルト(乗り換え)
- フランクフルト→ロンドン(途中降機)
- パリ→リスボン
- 復路
- バルセロナ→ワルシャワ(乗り換え)
- ワルシャワ→イスタンブール(乗り換え)
- イスタンブール→東京
こんな感じで行きと帰りで乗り換え2回ずつの3区間ずつ移動できるため、途中降機やオープンジョーを組み合わせれば目的地以外にもヨーロッパ各国を旅行することが理論上可能になるのです。
また、ネット上の情報にはあまり載っていなかったのですが、上の例の往路2-3(ロンドンからパリ)のように、ヨーロッパ内であれば途中降機の前後を別の都市とすることもできます。ロンドン・パリ間ならユーロスターで移動できるし、鉄道やLCCで他の都市を訪れたいときには便利です。
乗り換えの経由地でも、乗り換え時間を長くすれば市内観光とかも全然楽しめます。イスタンブール新空港には、24時間オープンのビジネスクラスラウンジや無料のトランジットツアーもあるので、自分も復路の経由地に入れてみました!
さらに驚きなのは、乗り継ぎの数が多くても必要なマイルの数は変わらないということ。ヨーロッパは移動しやすいので、単純に日本と1都市を往復するよりも途中降機を組み合わせた方がお得だと思います。それで自分も当初の旅程に加えて、マンチェスターでの途中降機の後にリスボンからロンドンまでの航空券を一つ追加しました。
特典航空券でヨーロッパ周遊プランを立てるコツと注意点
しかし、ヨーロッパの多くの都市に就航しているスターアライアンスの航空会社であっても、ビジネスクラスの航空券を探そうとすれば空席が見つからなく思い通りにいかないことも結構あります。なので一つ一つ発券可能な航空券を探しながら旅程を組まないといけません。
実際に自分も何度も検索してようやく納得できる旅程を組むことができました。そこで旅程を組むときに知っておきたいコツと注意点を2点お伝えします。
スターアライアンス航空会社のハブ空港を旅程に入れる
ANA提携航空会社であるスターアライアンス加盟航空会社がハブ空港としている都市を旅程に入れることで、直行便の航空券を見つけやすくなります。
例えばルフトハンザ航空のフランクフルトや、オーストリア航空のウィーンなどなら直行便でヨーロッパ各地を結ぶ航空券が数多くあります。他には、リスボン、チューリッヒ、イスタンブール、ブリュッセル、ワルシャワなども利用できる場合が多いです。
逆に言うと、提携航空会社が就航している都市間でなければ直行便で移動することはできません。例えば、ロンドン – マドリード間は素人目に見ると大都市同士で直行便のフライトがあるのかなと思ってしまいそうですが、いずれもそれぞれワンワールド加盟のブリティッシュ・エアウェイズとイベリア航空の拠点であるため、ANA提携航空会社では直行便が見つかりません。
また、スターアライアンスの特典航空券を探すなら直接ANAのサイトで探すよりも、ユナイテッド航空のサイトの方が全てのフライトや前後の日付の空席も表示できて調べやすいです。
時間帯や飛行機のシートも考慮する
僕みたいにビジネスクラスなんか乗ったことない人だと特に何も考えずに選んでしまうと思うのですが、せっかくなら時間帯や機材にも拘った方が良さそうです。
長距離路線は昼便の方が食事などの機内サービスが良かったり、航空会社や機材によってシートも全然違うので調べておくと良いでしょう。フルフラットシートか、一人席があるかどうかも確認したいところです。
また、搭乗前に利用できるラウンジもビジネスクラスに乗らないとなかなか入れないので楽しみの一つです!航空会社が選択肢に複数あるなら経由地のラウンジもチェックしておきましょう。
最後に:飛行機に乗らなくてもマイルを貯める方法
とはいっても、「ヨーロッパへ行くためのマイルなんて簡単に貯まらないでしょ?」と思った方がほとんどでしょう。
でも意外とそんなことはなくて、ポイントサイトを使えば飛行機に乗らなくたって誰でも簡単にマイルを手に入れることができます。
実際に僕は今回の旅行だけでなく、12月と2月にもマイルを使ってヨーロッパ旅行に行く予定です。これらはANAではなくJALマイルを使っていて、学生限定ですがたった27500マイルあればJAL直行便でヨーロッパに行けてしまいます!
学生向けマイル攻略法についてはnoteでまとめているので、興味のある大学生の方はぜひ読んでみてください。
また、今回の記事で紹介したヨーロッパ周遊旅行に便利なANAマイルも、基本的にはJALマイルを貯める方法と同じで、ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換すればよいのです。
以下のnoteの記事はポイントサイトを初めて使う方にはかなり役立つと思うので、ANAマイルを貯めたい方や学生以外の方はぜひ読んでみてください。
僕は半年くらいでJAL2回とANA1回分の欧州行き航空券分のマイルを貯めることができたので、ちょっと頑張れば誰でも年1回くらいはマイルでヨーロッパ旅行に行けるようになるはずです。上のnoteで紹介したようにクレジットカード発行やコーヒー定期便、飲食モニターをうまく使ってポイントを貯めてみてください!
まとめ
今回はANAマイルでビジネスクラスのヨーロッパ周遊航空券を発券した話を書いてみました。
マイルを使うことでビジネスクラスに乗るにも関わらず、かなり旅費を節約することができました。学生である自分にとっては超贅沢な旅ですが存分に楽しんでこようと思います!
マイルは貯めるだけでなくどう使って航空券を取るかも結構工夫がいりますが、逆に選び甲斐があって自分なりの旅程を組むのも面白かったです。ビジネスクラスの航空券であってもポイントサイトを使えば誰でも数ヶ月でマイルを貯められると思うので、ぜひ挑戦してみてください!