【海外サッカー観るにはDAZNか?スカパーか?】1年間使ってみて感じたメリット・デメリット

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今や海外サッカーを観るためのストリーミングサイトとして、絶対的な地位を確立しつつある「DAZN」

2018-19シーズンから2020-21シーズンまでの、「UEFAチャンピオンズリーグ」、「UEFAヨーロッパリーグ」の独占放映権を獲得し、海外サッカーを観るには欠かせないサービスになりました。 

これによりCL決勝の地上波での放送は無くなったため、CL決勝を観るためだけでもDAZNに入るメリットは十分あると言えるでしょう。

  

一方で、Jリーグの次はチャンピオンズリーグまで放映権を取られてしまい、厳しい状況に立たされている「スカパー」

 

今回は、今シーズンの放送リーグについてはもちろん、1年間両方のサービスを視聴してきて感じたメリット・デメリットを中心にお伝えしたいと思います。

(こちらの記事は2018年に執筆したものですが、2019-20シーズン開幕に伴い放送コンテンツなどを一部修正しました。)

2019-20シーズンの放送リーグを比較

放送されるか確定していないリーグやカップ戦もありますが、それぞれのサービスで放送される予定の主な海外サッカーリーグ(2019年8月時点)は以下のようになっています。

DAZN

  • UEFAチャンピオンズリーグ(全試合・2018-19から2020-21までの3シーズン独占放映権獲得)
  • UEFAヨーロッパリーグ(全試合・2018-19から2020-21までの3シーズン独占放映権獲得) 
  • プレミアリーグ(毎節全試合)
  • リーガ・エスパニョーラ(毎節全試合)
  • セリエA(毎節最大7試合。その内、1試合は独占生中継)

 

DAZNで観られる全ての海外サッカーコンテンツについては、以下の記事に詳しくまとめています。

 

スカパー

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  • ブンデスリーガ(1部全試合、2部も日本人所属チームを中心に放送・今後2シーズン独占放映権獲得)
  • ベルギーリーグ(日本人所属チームを中心に放送)
  • ポルトガルリーグ(日本人所属チームを中心に放送)
  • FAカップ(日本人所属チームを中心に放送)
  • セリエA(ユベントス戦を中心に2試合を生中継。その内、1試合は独占生中継+1試合を録画放送)

2018-19と2019-20シーズンのブンデスリーガ独占放映権を獲得し、主に日本人所属チームを中心に放映するスタイルにシフトしています。

 

ブンデスリーガとポルトガルリーグを観るだけなら、Amazon Prime Videoチャンネルの「ブンデス・ポルトガルLIVE」で月額999円で視聴できます。 詳しくはこちらの記事で↓

 

セリエAの放送について

気になるのは両サービスで分散されて放送されているセリエA

 

まず、スカパーは2018-19シーズンから2シーズンのセリエA放映権を一部獲得。

毎節3試合(2試合を生中継、その内、1試合は独占生中継+1試合を録画放送)を放送予定とし、ユベントス戦を中心に放送するとなっています。スカパーで放送するのは予想通りでしたが、生中継が2試合だけとなると、そのために契約するのはちょっともったいない感じもします。

 

一方でDAZNは、2018-19シーズンでは毎節最大7試合を放送し、その内1試合を独占生中継

ただ、スカパーが独占放送の権利を持っている1試合がユベントスやインテル、ミランなど人気チームの試合になるはずなので、その試合はDAZNでは放送されません。首位争いの掛かるユベントス対ナポリがDAZNでは観られないなんてこともありました。

また、DAZNでは7試合とも生中継される予定になっていますが、実況・解説がつく試合は2、3試合だけなので注意が必要です。

 

放送される試合数はDAZNの方が多いですが、注目試合だけに絞るとお互い半々くらいになるのではないかと思います。

DAZNとスカパーのメリット・デメリット

ここからは放送内容だけでなく、実際に1年間利用してきて個人的に感じた、両サービスの違いやメリット・デメリットについてまとめたいと思います。

DAZNのメリット

コストパフォーマンスが高い

DAZNはこれだけ多くのサッカーリーグの試合を観ることができるにもかかわらず、料金は月額1750円(税別)、ドコモ利用者なら980円(税別)です。

スカパーのサッカーセットが月額2759円+基本料390円(税別)であり、DAZNではプロ野球などサッカー以外のスポーツも放送されることも考えると、圧倒的に格安だと思います。

ハイライトや見逃し配信を視聴できる

DAZNの魅力はいつでも・どこでも視聴可能という点かもしれませんが、スカパーでもオンデマンド配信されているので、同じようにスマホやPCで簡単に視聴できます。

僕が思うDAZNの最大のメリットは、試合のハイライトをすぐに観られることだと思います。全ての試合をフルマッチでチェックするのはさすがに厳しいので、時間がないときにハイライトで簡単にチェックできるのは便利だなと思います。

DAZNのデメリット

画質やフレームレートが落ちる場合がある

滅多に映像が途切れることはありませんが、やはりケーブルテレビと比べると、通信環境によっては画質やフレームレートが落ちることがたまにあります。また、僕は Fire TV Stickを使ってテレビでDAZNを視聴しているのですが、現地の音量と実況の音量のバランスや音質に違和感を感じることがよくあります。

実況・解説なしで放送される場合がある

DAZNでは「全試合生配信!」と謳っていても、実況だけで解説なしの場合や、英語実況の現地音声を垂れ流ししてるだけの場合がよくあります。実況・解説が無いと観る気がめちゃくちゃ下がるので、これは本当に勘弁して欲しいです。スカパーではチャンピオンズリーグも全試合実況・解説をつけていましたが、DAZNではそうはならない気がするので本当に残念です…

 

ただ、実況・解説陣についてはスカパーでも担当していた実力のあるアナウンサーや解説の方がDAZNでも担当しているので、その点はありがたいと思います。

(2018/11/8:追記)

グループステージ第4戦まで終わりましたが、ここまで全試合実況解説付きで放送しています。放送も安定していますし、ハイライト動画のアップも早くて、今のところは快適に視聴できています!

テレビと違って、観たい試合を自由に再生できるのもとても便利です。

アプリが使いづらい

DAZNのアプリは使いづらいとよく言われているように、ユーザーインタフェースにちょっと問題がある気がします。また、番組表なども調べにくくて、観たい試合が放送されるのかどうか分からないことがたまにあります。

スカパーのメリット

安定した放送

やはりケーブルテレビなので、安定した画質や音質で視聴することができます。決まった時間に番組が始まり、試合終了後にはハイライトで振り返るという流れがはっきりしているのも、ユーザー側としてはストレスなく楽しめます。

もしスカパーとDAZNで同じ試合を放送していたら、僕は間違いなくスカパーで試合を観ると言えるくらい満足しています。

サッカー関連番組

スカパーでは「チャンピオンズリーグ ハイライト」やJ SPORTSの「Foot!」など独自のサッカー関連番組が充実しています。

民放のサッカー番組とは全然違って、スカパーの解説者が出たりするので、かなり専門性が高くて面白いです。DAZNでもそういう番組をやってくれればなと思います。

スカパーのデメリット

契約のハードルが高い

まず、自宅のテレビでCS放送が観られるかどうか問題になってくるので、人によっては大きなハードルになるかもしれません。

全試合放送でも全て生中継では観られない

昨シーズンまでのチャンピオンズリーグや、今シーズンから放送予定のブンデスリーガなど、スカパーでは全試合放送する権利を持っています。しかし、スカパーのサッカーチャンネルの放送枠は4つで、その内2つは画質を落として放送されるサブチャンネルのようなものなので、同時刻の試合は実質2試合しか生放送できません。

チャンピオンズリーグでは、自分が観たい試合が録画放送に回されていたりと、結構ストレスが溜まることもあったので、今シーズンのブンデスリーガをスカパーで観る方は、この点には要注意です。

まとめ

今回は、DAZNとスカパーを使ってきて実際に感じたことをお伝えしました。

僕の場合は、今シーズンからチャンピオンズリーグの放映権が移ったことで、スカパーサッカーセットを解約してJ SPORTSのみの契約(サッカーセット契約者限定割引があったので)に変更しましたが、やはりスカパーでチャンピオンズリーグを放送して欲しかったというのが率直な思いです…。個人的に、ブンデスリーガは年に数試合しか観たい試合がないので、セリエAも独占放送してくれたら今後契約し直すこともあるかなといった感じです。(追記:結局セリエAを観るためにスカパーも契約してしまいました)

 

ただDAZNのサービスもさらに良くなるかもしれませんし、これだけの低料金でサッカーが観られるということで、多くの人にJリーグや海外サッカーが浸透するきっかけとなっていることは間違いありません。DAZNもスカパーも共により良いサービスになっていくことに期待です!