「ロシアワールドカップ2018現地観戦第二試合」
2018年7月1日にモスクワのルジニキ・スタジアムで行われたロシアワールドカップベスト16、ロシア対スペインの試合を現地で観戦してきました!
8万人以上の収容人数誇りメインスタジアムであるルジニキ・スタジアムで行われる開催国ロシアの試合ということで、観戦した試合の中で最も会場が盛り上がった試合でした。
結果は120分間で決着が着かず、なんとPK戦の末にロシアが勝利するという今大会最大とも言える番狂わせ。
今回はこの試合を現地で観戦した時に感じたスタジアムの雰囲気などをお伝えしたいと思います!!
スタジアムまでの道のり
この日も前日のフランス対アルゼンチンの試合を観戦したカザンから再び寝台列車に乗ってモスクワまで移動しました。
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今回は4人用のコンパートメントを3人で使うことができたので、快適に過ごすことができました!
無料の寝台列車のおかげで宿泊費と交通費を浮かせることができるのは本当に素晴らしいサービスだなあ、とつくづく感じます。
モスクワに到着し、地下鉄に乗って早速スタジアムに向かいました。
実はこのモスクワの地下鉄が本当にすごくて、試合当日は無料で乗車できるのはもちろんですが、驚きなのが運転間隔の短さ!90秒に1本の間隔で走っているのでほとんど待ち時間はありませんし、車内が混むことも全くありませんでした。素晴らしく便利!
また、モスクワの地下鉄の駅はどこもオシャレで、外壁などは大理石でできていたり、彫刻や壁画が描かれていたりと、まるで美術館のようです。
車両によってはワールドカップ仕様にデザインされたものもありました!
試合前の雰囲気
着きましたー!ルジニキ・スタジアム、やはり大きい!!!笑
スタジアムの正面には巨大な像が構えていて存在感があります。思えばロシアのスタジアムにはこのような像がどのスタジアムにも作られていました。
ルジニキ・スタジアムはワールドカップのためにサッカー専用スタジアムにリニューアルされており、ピッチの距離が近いのももちろんですが、コンコースなども新築かと思うほどかなり綺麗になっていました。
やはりメインスタジアムとだけあってスタジアム周辺のFAN ZONEも広く、DJがクラブミュージックを流したりととても賑わっていました。
キックオフ!
いよいよスタジアムの中に入ります!僕たちの席はゴール裏のかなり上の方でしたが、スタジアムの傾斜がきついのであまり遠く感じませんでした。
選手入場と国歌斉唱が終わり、いよいよキックオフです!!
試合展開としては、やはりスペインが得意のパス回しで試合を支配し、ロシアが積極的な守備とカウンターで攻撃を仕掛けます。ロシアは引いて空中戦頼みのロングボールばかりで来るかと思いましたが、かなり前から守備をしてボールを奪いに行っているように見えました。
ロシアは試合序盤にクロスの対応でセルヒオ・ラモスの対応をしていたイグナシェヴィッチがオウンゴールをしてしまい厳しい時間が続いていました。
しかし前半終了間際、ピケのハンドでロシアがPKを獲得!これをFWジューバが決めて同点に追いつきます!
もちろんスタジアムは大盛り上がり!!!8万人が入ったスタンドのほとんどを埋め尽くしているロシアサポーターが飛び跳ねて喜ぶ景色は圧巻でした!
その後はなかなかスペインがロシアの守備を崩すことができず延長戦に突入します。
スタジアムでは何度も「ロシア!!ロシア!!ロシア!!」という応援の声が鳴り響き、ロシアの選手をサポートしていました。
結局120分間でスペインはロシアのゴールを割ることができず、ロシアがPK戦に持ち込むことに成功します。
スペインが1本外してしまい、4人目までが終了してロシアがリード。外してしまうとスペインの敗退が決まってしまう場面で5人目のキッカーはセルタのエース、イアゴ・アスパス。
スタジアムが期待と緊張感に包まれます…
そしてなんと、アスパスが正面に放ったシュートをロシアの守護神アキンフェエフが左足でブロック!!!中高く舞い上がったボールとともにスタジアムが大歓声で揺れました!!
周りのロシアサポーターも抱き合ったり、ビールを放り投げたりして喜びを爆発させていました!笑
改めてホームサポーターの応援の凄さを感じましたし、とても貴重な経験ができたと感じました!
ただ僕たちはPK戦までもつれ込んだことで次の寝台列車の時間が近づいていたので、急いでスタジアムを出ました。
ここでもロシアの運営体制の素晴らしさに驚きます。出口のゲートによってスタジアム周辺の2つの駅までの進路を分割し、スムーズに帰宅できるようにボランティアや警備の人たちが誘導してくれていました。下の写真のように、8万人の観客が一斉に出てきたとは思えないほどゆったりと駅に向かうことができました。日本や普通の海外サッカーの試合だったら電車に乗るまでに間違いなく1時間くらいは掛かりますよね笑
そして地下鉄のホームに到着するとすぐさま列車がやってきて、普通に座って帰ることができました。サッカーの試合の帰りにこんなに車内が混まないのは初めてだったのでビックリです笑
2年後の東京オリンピックでもロシアを見習ってうまく運営して欲しいですね。
まとめ
ロシアはこの後ベスト8でクロアチアにPK戦で破れてしまいましたが、開催国の意地を見せた素晴らしいチームだったと思います。
現地で観戦したことでロシアのサッカーに対する熱を肌で感じ、今度はチャンピオンズリーグでロシアのクラブチームの試合を観てみたいなと思いました。この前のチャンピオンズリーグで、スパルタク・モスクワがこの年のファイナリストとなるリバプール相手に引き分けた試合も、ホームスタジアムの雰囲気がめちゃくちゃ凄かったのを思い出しました。
そして、スペインは今大会で代表引退を表明していたイニエスタのスペイン代表ラストゲームに。前日のメッシ中心のアルゼンチンが敗退した試合も含めて、サッカー界の一つの時代の終わりを象徴するような試合を観られた気がします。
次回は王国ブラジルのゲーム、サマラ編です!!!
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