カタールW杯を現地観戦される方から頂く質問で多いものの一つが、ドーハで荷物を預けられる場所はあるかという件。
到着日や出発日に試合観戦する場合だと、どこかに荷物を預けておきたいという方も多いでしょう。
そもそもW杯ではスタジアムに持ち込めるに荷物のルールなどが厳格に決められているため、試合観戦の際は最低限の荷物だけにしておく必要があります。しかし、海外でしかも特にドーハでは荷物を預ける場所を探すのは日本のように簡単ではありません。
そこで今回は、カタールW杯においてスタジアム持ち込みが禁止されているアイテム一覧と、現地の荷物預かりサービスについて解説したいと思います!
スタジアム持込禁止物一覧
まずは、カタールW杯におけるスタジアム持込のルールについて主な内容を紹介したいと思います。
全ての情報はスタジアム規則(Stadium code of conduct)をご覧ください。
バッグのサイズは3辺合計75cmまで
まず、持ち込めるバッグのサイズは3辺合計75cm以内という制限があります。
少し大きめのバックパックだと普通に超えるのでご注意ください。基本的に海外でサッカー観戦するときはどの国でも厳重な荷物検査があるので、貴重品が入るくらいの前掛けの小さいバッグを用意しておくのが無難かと思います。
飲食物について
液体は100ml以下の制限があり、食品も乳幼児用などを除いて基本的に持ち込めません。
コンビニで買った弁当やビールを持ち込んでスタンド食べれるような国はおそらく日本くらいじゃないかと思います。
モバイルバッテリーは1人1台まで
今回のワールドカップではHayya Cardの提示やモバイルチケットなど、スマホがないと試合観戦すらできないので、モバイルバッテリーは必須のアイテムです。
スタジアム規則では、モバイルバッテリーはサイズを問わず1人1台までしか許可されていません。2台以上は持ち込まないようにご注意ください。
もしモバイルバッテリーを持っていない方は、今は大容量のものも3000〜5000円程度でAmazonで購入できるので、必ず持っていくようにしましょう。
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カメラについて
カメラも3脚付きのものはもちろん、一脚、自撮り棒なども持込不可です。サイズなど明確な記載がないため一眼とかでなければ持ち込めるかもしれません。
また、日本のスタジアムだとたまに使っている人もいる双眼鏡も禁止物とされているのでご注意ください。
荷物預かりサービスについて
では次に、スタジアムに持ち込めない荷物がある場合や、宿のチェックイン前後などに荷物を預けたい場合に利用したい荷物預かりサービスについて解説します。
これについては多くの方に質問をもらっていて調べてはみたのですがやはり意外と簡単ではないようです。でもこれから紹介するいずれかの方法で解決できるかと思うので参考にしてみてください。
ホテルのチェックイン前・後に預けるか確認
まずは、宿泊施設のチェックイン前や後に預けられるか確認するようにしましょう。
公式サイトのよくある質問によると
- アパートメント&ヴィラ:チェックインまたはチェックアウト当日の宿泊者に限り、荷物預かりサービスを24時間利用可能。ただし、夜間の間にわたって翌朝まで預けるということは不可。
- クルーズ船ホテル:チェックイン当日のみ利用可能。荷物検査に時間を要するため、戻り次第チェックイン手続きを行う。チェックアウト時は荷物預かり不可。
- ホテル:施設によって異なるため、フロントで確認が必要
- ファンヴィレッジ・キャビン:チェックイン4時間前またはチェックアウト4時間後までの制限があり。数に限りがあるため先着順。
- ファンビレッジ・アル・ホール:荷物預かりサービスあり。詳細はフロントで要確認。
となっています。
実際に僕が宿泊する予定のファンヴィレッジでは、メールをよく読むとチェックイン4時間前からかチェックアウト4時間後までなら荷物預かりサービスを利用できると案内されてました。
クルーズ船ホテルは到着時のみで、出発後に預けることはできないので注意してください。
スタジアムに荷物預かり所はある?
次に、スタジアムの荷物預かり所について探してみたところ、公式サイトには書かれているページがなかったものの、唯一HayyaアプリからダウンロードできるFIFAファンガイドのp.17に情報が載っていました。
これによると、禁止物保管所が全スタジアムのエントランス近くに用意されているようで、無料で利用できるそうです。
ただ、おそらく誰でも利用できるロッカー的なものではなく、検査に引っかかった場合に預けるように指示される保管庫だと思うので、宿に預けれられるのであればなるべくそちらを利用した方が良いかと思います。
ファン・フェスティバル
FIFA公式サイトによると、ファン・フェスティバル会場には保管施設やロッカーなどの設備はないようです。
持ち込める荷物もスタジアムと同様に3辺合計75cm以下という条件になっているので、最低限の荷物だけを持っていくようにご注意ください。
空港の荷物預かりサービス
ハマド国際空港には元々荷物預かりサービスのようなものはなく、そもそも出発3時間前の乗客しかターミナル内に入れない制限があるので難しいのではと考えていました。
しかし、出発まで時間のある乗客が案内される待機所(POA)に荷物預かりサービスが設置されるそうです!(空港公式サイト詳細)
ただし、POAには出発8時間前〜4時間前までの乗客しか入ることができないとされているので、こちらも時間的制約が気になるところです。料金についてもWebサイトの情報だけでは不明だったので、詳しくは現地で確認するようにしてください。
アプリでドーハ市内に荷物を預ける方法
最後に、スタジアムや空港に立ち寄るわけでもなく市内観光する際などに中心部のどこかで荷物を預けたい場合について。
ドーハに限らず海外でAirbnbで宿を借りたりすると、荷物を預かってもらえないことがよくあるし、テロ・盗難対策もあって日本のように街中にコインロッカーとかもないので困ることがよくあるんですよね。
そんな時に便利なサービスが、荷物保管場所シェアリングサービスです!
今の時代は便利になって荷物を預かってくれるお店やホテルをアプリで探して利用することができます。予約から決済までアプリで完結することができ、Uberの荷物保管所版といったところでしょうか。
欧米だと「LuggageHero」や「Stasher」とかが有名で僕も何度も使ったことあるのですが、残念ながらドーハは対象エリアに入っておらず…。
そこで他のサービスを探してみたところ、イタリア発の荷物預かりサービス「Radical Storage(ラディカル・ストレージ)」がドーハでも使えそうでした。以前は「BAGBNB」というサービス名でしたが最近リブランドされたようです。
ドーハでも使える!「Radical Storage」について
Radical Storageは世界各国に展開している荷物保管所シェアサービスで、実は日本にも展開しておりWebサイトやアプリも日本語対応しています。
基本的なサービス内容と特徴は以下の通り
- 1日あたり一律料金(ドーハの場合はQR25)
- 最大€3000まで補償付き
- アプリやWebで予約から決済まで完結
- 荷物を預けるときはQRコードを提示するだけ
試しにドーハで検索したところ、アフメド・ビン=アリー・スタジアム近くのドーハモールやDECC駅付近など市内に4カ所見つかりました。
営業時間は9:00-19:00か10:00-22:00のところしかなかったので、受け取り時間が遅くなる場合はご注意ください。
ドーハでのレビューがほぼなかったので実際どれくらい使われているかは微妙ですが、どうしても他の選択肢が使えない方は利用してみると良いかと思います。
今回に限らず海外旅行中はこういった荷物預かりアプリが結構便利で、普通に駅や空港の預かり所を使うよりも安く済ませることもできるので、使いこなせるようになると結構便利だと思います!
Radical StorageのWebサイトと専用アプリはこちら。
まとめ
今回は、カタールW杯現地観戦の際にスタジアムに持ち込める荷物の情報と、ドーハでの荷物預かりサービスについてまとめました。
ドーハ現地だと荷物を預けられる場所は限られていますし、情報もよく調べないと出てこないと思うので今回の記事を参考にしていただければと思います。
基本的にスタジアムやファン・フェスティバルで観戦するときはなるべく荷物は最小限にし、荷物を預けるときも宿に預けられるかを確認してから今回紹介した他の選択肢を検討するようにしましょう!