先日、ユーロ予選が終了して出場国とプレーオフ進出国が決定し、グループステージの組み合わせも確定しました。
そして、第2回目のEURO2020チケット販売が12月4日から開始されます。
今回は、これからユーロを観戦しようか検討している方に向けて、僕自身が1次販売でラウンド16と準々決勝のチケットを入手した経験を元に、EURO第2次チケット販売の概要と申し込む際の注意点について紹介しようと思います。
EURO2020のチケット販売について
すでに今年の6月から始まっているEURO2020のチケット販売について。
12都市共同開催となったEURO2020のホスト国についてやカテゴリー ・チケット価格など、EURO2020のチケットを申し込む上で必要な情報は前回のチケット販売で別の記事にまとめているので、合わせてご覧になってください。
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12月に行われる今回の第2次販売では、EURO本大会出場国サポーター向けのチケット販売と同時進行で、僕らのような一般ファン向けの販売も行われます。
第2次販売の概要について
ユーロ2020チケットの第2次販売の販売スケジュール等は以下の通り。
- 抽選申込期間:12/4(水)22:00〜12/18(水)22:00
- 結果発表日:1月末までに連絡
- 申込上限枚数:各試合4枚まで
- 決済方法:VISA/Master Cardのクレジットカード、またはAlipay
- チケット販売ページ: https://www.uefa.com/uefaeuro-2020/ticketing/
受付期間中であれば、いつでも申込内容の変更・キャンセルは可能です。
6月に行われた第1次のチケット販売で、既に全体のスケジュールで一般向けに販売される予定の250万枚中150万枚が販売済み。1930万件以上の申し込みがあり過去最大の倍率になったそうです…。
そして、今回の出場国サポーター向け販売を中心とした2次販売で残りの約100万枚のチケットが販売されます。
十分チケットは残ってますが、予選も終了してグループステージ組み合わせも決まっていることを考慮すると、倍率は相当高くなりそうです。
100万枚のチケットの会場別の振り分けは以下のように発表されています。
- グループステージ:コペンハーゲン(14,000枚)
- グループステージ:アムステルダム、バクー、ビルバオ、ブカレスト、ブダペスト、ダブリン、グラスゴー、サンクトペテルブルク(20,000枚)
- グループステージ:ミュンヘン、ローマ(24,000枚)
- グループステージ:ロンドン(28,000枚)
- ラウンド16:アムステルダム、ビルバオ、ブカレスト、ブダペスト、コペンハーゲン、ダブリン、グラスゴー、ロンドン(12,000枚)
- 準々決勝:バクー、ミュンヘン、ローマ、サンクトペテルブルク(12,000枚)
- 準決勝:ロンドン(24,000枚)
- 決勝:ロンドン(26,000枚)
これらを各会場の試合数で掛け合わせると96万8千枚でほぼ100万枚になり、今回の販売予定枚数と一致しますね。
また、決勝ラウンドよりもグループステージの方が販売枚数は多く用意されています。今回は出場国サポーター向けのチケットが多く含まれているため、販売される半数以上はゴール裏のカテゴリー3のチケットとなっています。
チケット申込手順
一般向けのチケットはUEFA公式サイト(https://www.uefa.com/uefaeuro-2020/ticketing/)から申し込むことができます。
サイト上の「Apply for tickets」から申し込みページに飛び、アカウントにログインします。(アカウント作成手順は省略)
自分の好きな出場国を一つ選ぶ
ここで、まず自分の好きな国を一つ選びます。もちろん観戦したいチームを選べば良いのですが、当選確率を高めるなら各協会の有料会員以外でも出場国サポーター枠で購入できるチームを選んだ方が賢明です。(詳しくは記事後半の【出場国サポーター向けのチケット販売について】を参照してください。)
購入する試合を選ぶ
次に、試合一覧から購入したいチケットを選びます。
最初に選んだチームの試合は出場国サポーター枠で申し込めるようです。
注意点として、決勝ラウンドの「FOLLOW MY TEAM」は選んだ国がそのラウンドに進んだ場合のみ観戦できるチケットです。チケットが当たっても敗退してしまった場合は自動的に払い戻しされてしまうため、どのチームでも良いから決勝ラウンドの試合を観たい場合は必ず一般向けのチケットを申し込んでください。
一般向けのチケットは、上タブの「ALL TEAMS」をクリックすれば選択できるようになります。
こちらで選んだチケットは、一般枠としての申し込みになります。最初に選んだ国以外の試合であれば、こちらから申し込むことができます。
カテゴリー ・枚数・観戦者情報を入力
カテゴリー (Categories)、購入枚数(Ticket quantity)、観戦者情報(Application data)を入力します。
複数枚チケットを買う場合は、同行者の生年月日やパスポート番号などの情報も入力する必要があります。
規約に同意して申込完了!
全てのチケットを選び終わったら、規約に同意して「SUBMIT YOUR APPLICATION」をクリックすれば申込完了です!
第2次販売の注意点について
既に僕自身は観戦予定のチケットを全て手に入れているのであまり詳しく調べる必要はなかったのですが、今回のチケット販売は複雑で曖昧な点も多いため、これから購入する予定の方に知っておいて欲しい情報を書いていこうと思います。
出場国サポーター向けのチケット販売について
第2次販売では一般向け販売だけでなく、EURO出場国サポーター向けに別でチケットが販売されます。
出場国サポーター向けのチケットは、基本的に各サッカー協会の公式サイトを経由して販売されます。
イングランド、イタリア、ドイツなどの各サッカー協会のチケットページを調べたところ、メンバーシップカード保有者に先着販売される国も多いようです。おそらく誰でもメンバーになれると思いますが、年会費などのコストや手間もかかります。事前に加入を済ませて先着販売に参加しなければならないため、これから申し込むには非現実なルートでしょう。
ただし、国によっては抽選販売であったり、メンバーになる必要がなく誰でも申し込めそうなチームもあります。
例えば、クロアチアサッカー協会では18歳以上対象でUEFA公式サイトのアカウント設定で「FAN of CROATIA」とするだけで抽選販売に申し込めるとなっています。
もし「どうしても特定の国をサポートしていてゴール裏で観戦したい!」ということであれば、ぜひ各々のサッカー協会公式HPを調べてみてください。また、クロアチアのように申し込み時に「I’m fan of …」で選択するだけで出場国サポーター枠で申し込めるチームなら、当選する確率を高められるとも言えるでしょう。
UEFA公式サイトの各出場国向けチケット販売FAQ(https://support.tickets-euro2020.uefa.com/hc/en-us)を確認することができるので、購入資格を調べる際の参考にしてください。
一般向けチケットの販売予定枚数について
次に、第2次販売のチケット振り分け枚数を元に、UEFA公式サイトで抽選販売に申し込む一般サポーターが入手可能なチケットの販売枚数を考えてみます。
普通に考えれば各試合の販売枚数の一定数を、試合を行う2ヵ国で分け合うということが考えられます。
例えば、ロンドンで開催されるグループステージの販売予定枚数は28000枚。イングランドサッカー協会によると、出場国サポーター向け販売では12000枚が販売されるとなっています。仮に相手国にも同数の12000枚のチケットが振り分けられるとすると残りは4000枚。
ただし、アウェイチームの割当はより少ない枚数になる可能性もあります。また、各サッカー協会によって傾斜をかけているかもしれませんが、おそらく出場国サポーター向けで割り当てられた分で余ったチケットも一般向けに含まれるはずです。
ここから先は予想するしかないですが、試合によってどれくらい一般販売に回ってくるか戦略を練ることも重要でしょう。
当選する可能性の高い試合は?
今回の抽選販売で一般サポーターにもチケットが多く回ってくる試合を考えると、やはりホスト国が出場しない試合であると言えるでしょう。
例えば、6/24にダブリンで行われる「スウェーデンvsポーランド」や、6/22サンクトペテルブの「フィンランドvsベルギー」があります。(ただし、フィンランドの首都ヘルシンキから高速列車に乗れば3時間半でサンクトペテルブルクに着くので、フィンランドサポーターにとっては人気の試合と言えるかもしれません。)
6/24ブダペストの「ポルトガルvsフランス」も該当しますが、前回決勝再現カードなので流石に簡単には当たらなそうですね。
もちろんスタジアムのキャパシティも重要で、コペンハーゲンのスタジアムは4万8000人しか収容できないため自ずと倍率も高くなります。
断トツで買いやすい試合を挙げれば、アクセスの悪さなどで圧倒的に人気が低く、敗退も決定しているアゼルバイジャンのバクー開催の試合です。
ただし、バクーに行きたい人もなかなかいないと思いますし、この試合ならリセールでも余裕で買えると思うので抽選販売で申し込むのはあまりお勧めはしません。
チケットが外れた場合は先着販売に参加できる可能性も
最後に落選者向けの追加販売について。
ユーロの抽選販売では落選者向けに、未払いなどでキャンセルになったチケットが後日追加で販売されます。第1次販売と同様に今回も実施される予定です。
詳細は公式サイトで発表されていませんが、前回の落選後の追加販売は以下のような条件だったようです。
- 抽選販売時に1枚でもチケットが外れた(別の試合が当選した場合も含む)アカウントのみが対象。
- 落選者の中から選ばれたアカウントのみ(落選者全員ではない)に、当落結果発表から数日後(第1次では約2週間後)に販売サイトのリンクが届く。
- 購入可能なチケットは、抽選販売で自身が申し込んだ試合とバクー開催の試合のみ
実際に僕の場合は、この追加の先着販売で元々申し込んでいた「ブダペスト、コペンハーゲンのラウンド16、サンクトペテルブルクの準々決勝」のチケットを3枚分ずつ全て手に入れることができました。
自分の場合は夜の10時半頃に案内メールが届き、30分後には気づいてアクセスしました。ただ、このあとチケットページに入るまでに3時間ほど並ばされて深夜2時半頃にようやく購入手続きを完了させるという壮絶な戦いでした…。
実はユーロの抽選販売では申し込みの際にクレジットカードの入力は必要なく、結果発表後に当選した全てのチケット料金を支払うか全てキャンセルするかを決めることができます。よって、同行者複数名義で申し込んで重複当選した場合などにキャンセルされ流れてくる可能性も意外と高いです。
このように、今回も落選者向けのチケット販売で買えるチャンスもありそうなので、外れてしまった場合も諦めないようにしましょう。準決勝や決勝はこちらの方が買いやすそうなので、行けそうなら抽選販売についでに同時に申し込んでおくのもアリだと思います。
また、第2次販売でチケットを買えなくても、来年4月から始まる公式リセールで手に入るチャンスは十分あります。ただ、なるべく1試合分はチケットを確保していた方が旅程を組む際には安心だといえるでしょう。
まとめ
今回は、12月4日から始まるEURO2020第2次チケット販売の概要についてまとめました。
普通に申し込む方は正直ここまで考える必要はないと思いますが、公式サイトの説明が曖昧だったり情報が錯綜している感があったので、一応自分が知っている情報をまとめてみました。
基本的には自分が観たいと思う試合を中心に、一般向け販売に申し込めばいいと思います!迷った際には販売予定枚数から予想される倍率や移動距離なども考慮しておくとよいでしょう。
僕は既にユーロのチケットは全て確保しているので今回は申し込みませんが、第2次販売でチケットを申し込む予定の方はぜひ参考にしてみてください!
最近は年末年始や来年春の旅行計画で忙しいですが、EURO2020現地観戦の計画も着々と進めています。今後のEUROチケット販売や現地観戦情報もまたブログにまとめる予定なのでぜひチェックしてみてください!